サバゲーマーは気を付けろ!中国で米国人がBB弾所持で拘束

BB弾

アメリカ物流大手のフェデックス(Fedex)が19日、同社パイロットのトッド・ホーン氏が中国・広州市当局に一時拘束され、その後保釈されたと発表した。中国外務省の耿爽副報道局長も20日の記者会見で拘束したことを明らかにしている。拘束の理由は何と荷物に入っていたBB弾だ。

手荷物の中にBB弾

ホーン操縦士は今月12日、フェデックスのハブ空港である広州から自宅のある香港に向かう便に搭乗する前に拘束された。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、ホーン氏は元米空軍パイロットになり、アジア路線のフライトを担当していた。拘束理由はホーン氏がエアガンに使用するBB弾681個を手荷物の中に入れていたからだ。なぜ、これで拘束と思うかもしれないが、中国ではエアガンや模造銃の製造、所持、販売が法律で禁止されている。それはエアガンの弾丸に使用されるBB弾も規制の範囲になるのだ。

既に釈放はされたが中国税関当局は武器や弾薬を密輸した容疑で捜査を続けているという。今のところホーン氏がなぜ、大量のBB弾を所持していたのかは明らかにされていない。

中国行く時は荷物をチェック

サバゲーをやっていると、ポケットやバッグの隅など意図せぬところにBB弾が紛れ込んでいたことはないだろうか? あったとしても、それ自体、特に気にはしないだろう。しかし、あなたがもし、中国に出張、旅行、または乗継便で寄るとしたら? その時、あなたがいつも使っているバッグの中にBB弾が紛れ込んでいたら? もしかすると大変な事態になるかもしれない。飛行機の日本での出発時、もし複数のBB弾が入っていても特に問題は無いだろう(大量に持っていたら別だが)。中国への到着便は検査は無いので問題は無い。しかし、帰りの便ではもちろん手荷物検査がある。そこで、BB弾が所持していたことが分かったら、あなたは武器弾薬の密輸で当局に拘束されるかもしれない。乗り継ぎ時も再度手荷物検査があるので同様だ。

今回のフェデックスの件は米中の貿易問題も一つの要因とは言われている。中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の宅配物を意図して誤配させたして中国当局が調査しているなど、当局の矛先が向いていたことも要因ではないかとアメリカのメディアは見ている。

しかし、BB弾の所持は中国では禁止なのは確かであり、最悪のケースも想定しないといけない。サバゲーマーの皆さんは中国行く際はBB弾が荷物に交じっていないか念入りに荷物を確認しよう。

https://jp.reuters.com/article/fedex-china-idJPKBN1W504Q

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