『バンド・オブ・ブラザース』という作品をご存知ですが？ドラマながら、映画なみの予算をかけた超大作であり、不朽の名作戦争映画の『プライベート・ライアン 』の監督スティーヴン・スピルバーグと主演のトム・ハンクスがタッグを組み、制作は『ゲーム・オブ・スローンズ』でも有名なHBO。これで面白くないわけがありません！私個人的には映画『プライベート・ライアン』を超えてしまったのでは？と思わせる作品です。何しろ私はこの作品を3度繰り返し見ています。それだけの名作です。
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戦闘・アクション： 5
作品概要
ストーリーは第二次世界大戦に実際に存在した部隊「アメリカ陸軍第101空挺団第506連隊第2大隊E中隊」の過酷な訓練から、ノルマンディ降下、ヨーロッパ進行、そして終戦までを描いたノンフィクションドラマになります。
第１話の部隊の過酷な訓練模様から始まり、第２話でノルマンディに降下、その後はヨーロッパ進行のマーガレット作戦、終盤はベルギーのバストーニュの戦い、そして、終戦までを全１０話のドラマで構成しています。
| No | 邦題 | 原題 |
１ | 翼のために | Currahee |
２ | ノルマンディ降下作戦 | Day of Days |
３ | カランタン攻略 | Carentan |
４ | 補充兵 | Replacements |
５ | 岐路 | Crossroads |
６ | 衛生兵 | Bastogne |
７ | 雪原の死闘 | The Breaking Point |
８ | 捕虜を捉えろ | The Last Patrol |
９ | なぜ戦うのか | Why We Fight |
１０ | 戦いの後で Points | Points |
各エピソードで監督が異なります。第5話はトム・ハンクス。第8話は『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー 』のプロデューサーのトニー・トーが務めるなど各エピソード、著名な監督が務めています。。
全体を通したメインキャストは中隊長のウィンターズ(ダミアン・ルイス)になりますが、各エピソードによってフォーカスされる兵士は異なり、兵士各人の視点からドラマは描かれています。
| 作品名 | バンド・オブブラザーズ |
| 原題 | Band of brothers |
| 公開日 | 2001年 |
| 制作 | HBO |
ストーリーレビュー
各エピソードは高齢となった実際の兵士の回顧を語るところから始まります。最初にドキュメンタリーような演出する事で現実にあった出来事という事を意識してドラマに入るので、よりリアリティを感じます。そして１つの中隊を未熟な訓練時から追っており、中隊が数々の戦場を渡り歩くことで成長していく姿に自身も部隊の一人かのように感情移入されていきます。信頼できる上官、仲間もいれば、無能な上官もいる。負傷した仲間が戻ってくる、さっきまでじゃれあっていた仲間が亡くなる、昇進する、仲間は減っては新兵が補充される。そんな戦場での一喜一憂がリアルに描かれています。 第二次大戦という広大な戦場の一片を一つの部隊を通して描いています。
戦闘・アクションレビュー
ドラマながら制作予算はなんと１億２千万ドル。日本円でいうと１５０億ぐらいでしょうか。その戦闘シーンの迫力とリアリティはそんじょそこらの戦争映画を超えています。ド派手な銃撃戦に、市街地の攻略戦は緊迫感があります。本作のクライマックスであるバストーニュの戦いでの砲撃は当時の過酷な戦場を見事に再現しています。戦闘シーンは歩兵がメインですがドイツ軍のタイガー戦車やヤークト・パンター。アメリカ軍のシャーマンやイギリス軍のクロムウェルⅣなど他にも戦車好きには堪らない車両が多数登場します。
バンド・オブ・ブラザーズはヨーロッパ戦線を描いていますが、実は太平洋戦争を描いたシリーズもあります。こちらも合わせて見てみてください。
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