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８月９日、中国南部の西チワン族自治区南寧市を走る地下鉄 新民路駅で男がナイフで女性を人質を取った事件の解決までの一部始終を収めた映像が警察から公開され、そこにおさめられたスナイパーによる狙撃の模様が注目を集めている。
事件は夕方におきた。地下鉄駅の券売機エリアで男が突然若い女性に腕を巻き付け喉にナイフを押し当てた。警察によると男と女は無関係で女性は無作為に選ばれていた。男は駅の角の隅まで女性を連れていき、女性を後ろから抱くように座り込み人質に取る。通報を請け中国警察とSWATが現場に駆け付ける。男には自殺願望があり、自殺するための銃を用意するよう警察に要求。要求に応じなければ女性を殺すと伝えた。SWAT隊員は２時間にも渡り、説得を続けるが全く応じる気配がなく、人質に危害が及ぶ危険性が高まったため、SWATのスナイパーに狙撃指示が出された。
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現れたスナイパーの服装は半袖短パン
まもなく現れたのはスナイパーには見えない半袖短パンの男。しかし、手にはしっかりスナイパーライフルを持っている。男は駅構内で腹ばいになるとスナイパーライフルをセットして構えた。使用するのは7.6㎜のスナイパーライフルになる。男の前にはスナイパーの存在が人質に気づかれないようにと別のSWAT隊員が前に立ち姿を隠す。そして、スナイパーは足の間に銃口を置き狙いを定めた。
人質までの距離は約200フィート（約60ｍ）。狙撃は一発のクリティカルショットで成功し、犯人の男は射殺され、女性は無事解放された。狙撃個所の範囲はわずか4インチ（10㎝）しかなかった。狙撃に成功したスナイパーのネオ隊員を含め、救出にあたった5人の警官はその後表彰された。
スナイパーのネオ隊員は犯人に悟られぬように警官に見えない半袖短パンという普段着のような姿をしたと語っている。
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