手榴弾(グレネード)を投げる時の掛け声

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手榴弾を投げる時、味方への注意喚起と被害が及ばないように、投げる兵は周囲に掛け声を発します。戦争映画などを見ていれば、聞いたことがあると思うのですが、実際に何と言っているかお判りでしょうか?

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GRENADE(グレネード)!は違う

映画などよく聞くのが「GRENADE(グレネード)!」という掛け声ですが、あれは違います。「グレネード」という言葉は、投げる時ではなく自分たちのポジションに手榴弾が投げ込まれた時に発する掛け声です。「グレネード」と仲間が叫んだら、手榴弾からの被害を防ぐべく、直ぐに伏せるか、そこから退避しなくてはなりません。同じような使い方でRPGロケットランチャーで狙われている時に発する「RPG!」。爆弾が仕掛けらている場合の「BOMB!」、迫撃砲で狙われている場合は 「incoming!」 と叫びます。

Fire in the hole!も違う

Fire in the hole!」も良く耳にする言葉です。日本語にすると「爆発するぞ!」という意味になり、 爆破・発破する際に周囲に注意を呼びかけるための掛け声になります。グレネードの爆発には使いません。主に自分たちで仕掛けた爆薬を自分たちの操作により意図的に爆破する時に使用する掛け声です。この言葉を聞くとき味方は既にある程度安全な場所にいますが、身をかがめたり、耳を塞ぐなどの安全姿勢は必要になります。

正解はFrag out

米軍が実際に手榴弾を投げた時に言っている掛け声は「Frag out!(フラッグ アウト)」になります。「Grenade」、「Fire in the hole!」と比べると馴染みの薄い言葉で、あまり聞いたことありませんよね。でも、実際に映画の中で投擲する時のセリフと使用されており、注意深く聞いていると言っているのが分かります。FragはFragmentation(手りゅう弾の破片)の略になり、「Frag out」は意訳すると「手榴弾が爆発するぞ」「手榴弾を投げたぞ」という意味になります。 

実戦などにおいては必ずしも叫ぶ必要はありませんが、味方が投擲に気づいていない場合、破片を受けたり、爆発する前に突入するなどして、仲間に被害が及ぶ可能性があります。

ちなみに自衛隊の訓練時の手榴弾の掛け声は「ピン抜け!」「投げ!」のようです。

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https://www.quora.com/What-is-difference-between-the-term-frag-out-and-fire-in-the-hole

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