米陸軍は悪名高いUCP迷彩に別れを告げOCP迷彩に切り替えます

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米陸軍は悪名高いUCP迷彩に別れを告げOCP迷彩に切り替えます
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2019年9月30日をもってアメリカ陸軍は以前から兵士の間で不評で悪名高いグレーのピクセルパターンのUCP(Universal Camouflage Pattern)迷彩にとうとう別れを告げました。10月1日からは全ての兵士は緑と茶色のOCP( Operational Camouflage Pattern )迷彩を着用します。

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UCP迷彩とは

UCP

2004年に開発され2005年から陸軍に正式採用されたUCPはACU(Army Combat Uniform)最初の迷彩パターンになります。細かいピクセルパターンのいわゆる「デジタル迷彩」になり、カラーはグレーを主体にしたグレー、カーキ、セージ・グリーンの3色が使用されています。様々な地形に対応できる汎用迷彩(ユニバーサル)パターンという触れ込みでしたが、現場の兵士からは大変不評で、「コンクリートでしか迷彩効果が無い」、「おばあちゃんのソファに合う」など揶揄されました。それは2001年から始まった、アフガニスタン・イラク戦争において、砂漠でこの迷彩パターンは致命的でした。

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イラクでの写真。UCPと後ろの兵の迷彩と違いは明白
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採用から僅か2年後にはUCPより優れた迷彩があることに気づき、UCPの選定の際に採用を見送っていたマルチカムのOEFCP(Operation Enduring Freedom Camouflage Pattern)迷彩を2010年に採用します。これと合わせ、UCPの後継となる迷彩の検討、開発に入ります。しかし、UCPには50億ドル(6000億円)もの開発と製造を有しており、切り替えは容易ではありませんでした。

UCP 迷彩服 戦闘服 上下セット 八角帽 米陸軍ワッペン4枚組 3点セット ACU迷彩

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OCP迷彩とは

OCP

OCPは2009年に開発されましたが、その時はOEFCPに敗れ選定されませんでした。しかし、その後、改良を重ね、2014年に正式採用、2015年より部隊配備が始まり、移行が始まります。2019年10月からはUCPの着用が全面停止され、全兵士のBDU・ユニフォームがOCPに切り替わりました。色はモスグリーン、オリーブ、カーキなど計6色からなります。 この迷彩パターンと色調はOEFCPは非常に似ており、見分けることは正直難しいです。しかしOCPはOEFCPと比べ印刷費が削減されており、 コストが削減されています。

全ての兵士はOCPユニフォームに合わせて、Tan499のTシャツとベルト、およびコヨーテブラウンのブーツを所有して着用することが義務付けされています。

OCP OEFCP コンバット迷彩服 上下セット 戦闘服

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https://www.military.com/daily-news/2019/10/01/say-goodbye-hated-army-ucp-uniform.html
https://www.militarytimes.com/off-duty/gearscout/irons/2019/10/02/the-army-finally-bids-farewell-to-ucp/

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