中国海軍、5隻目の空母に原子力空母を計画していることが明らかに

中国海軍、5隻目の空母に原子力空母を計画していることが明らかに

中国国営造船企業のある空母の模型が明るみなったことで、中国海軍が5隻のも空母に原子力航空母艦を計画していることが分かりました。中国が原子力空母の開発に乗り出すことは兼ねてから噂されていました。

中国メディアは13日、中国海軍空母5隻目の試作モデルの模型が公開されたと報じました。この模型には煙突が見当たらないため、これまでの”遼寧”、”山東”、そして、先日進水した”福建”の通常動力型空母とはことなり、動力源として原子力を採用するものと推測されています。この模型は中国の国営造船企業中国船舶工業集団公司(CSSC)の子会社である大連造船所が式典のために注文したもので、設計図は大連造船所から提供されているため、再現度及び、信ぴょう性が高い模型とみられています。

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5隻目の空母を意味する”20”の数字

船首と艦橋には20の数字が見えます。遼寧は16、山東は17、福建には18、そして、建造が始まったされる4隻目の空母は19になり、この20という数字は中国5隻目の空母であることを意味しています。

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福建と比べ、甲板面積は大幅に拡大され、3つのカタパルト式の滑走路、3つのエレベーターが確認できます。甲板にある模型から艦載機にはJ-15戦闘機およびJ-35ステルス戦闘機、Air Police 600早期警戒機、Z-8およびZ-20汎用輸送ヘリコプターが含まれていることを示しています。

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そして、これまでの空母との最大の違いが煙突が無いことです。船体番号19の4隻目の空母は福建と同型の通常動力型とされています。原子力空母は現在、アメリカ海軍とフランス海軍の二カ国でしか運用されていません。原子力は空母は通常動力型と比べ、十年以上に渡って燃料補給が要らないので、航続距離はほぼ無限で、長期に渡って海上任務を遂行できます。約10,000トンの燃料を運ぶ必要が無くなるので、そのリソースを航空機や弾薬の搭載に宛がうことができるので、戦闘力は大幅に向上。また、福建で採用された電磁カタパルトで懸念が上がっていた電力不足の心配も無くなります。中国は原子力潜水艦を実用化しています。

この5隻目の空母がいつ、建造が始まるのかは不明です。新造艦の建造を急ピッチで進める中国、そう遠くない未来なのは確かかもしれません。

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Source

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20221214/bkn-20221214170344191-1214_00952_001.html

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