スイスのRUGAが狙撃銃用の新しい弾薬.375 SWISS Pを発表

スイスのRUGAが狙撃銃用の新しい弾薬.375 SWISS Pを発表

スイスの軍需企業RUGAの子会社で弾薬メーカーのRUAG Ammotecは、対物ライフル・スナイパーライフルの新しい口径・弾薬の「.375 SWISS P」を発表しました。

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.375 SWISS Pは主に対物ライフルで使用される.338 ラプアマグナム弾 (8.6×70 mm) 及び、.50BMG弾 (12.7×99 mm)の間の弾道性能のギャップを埋める弾薬です。.50BMG弾よりは威力は劣りますが、軽く機動性が上がり、.338 ラプアマグナム(LM)弾より強力です。同社によれば、サイズ的には.338 LMと同等で仕様に互換性はあります。バレルの交換は必要ですがボルトとマガジンを交換する必要はありません。.375 SWISS Pは口径的には.375 CheyTac弾(9.5×77mm)と同じです。しかし、.375CTはヨーロッパではほとんど普及していません。

スイスのRUGAが狙撃銃用の新しい弾薬.375 SWISS Pを発表

.375 SWISS Pは.338 LM弾よりもパフォーマンスが40%向上しています。22.5gの徹甲弾の場合、30インチ(76 cm)バレルから発射した場合、.338 LM弾の6,100ジュールに対し、初速865m/s、8,400ジュールの銃口エネルギー有します。超音速動作範囲は1,600mを超え、これは.338 LM弾より10%向上しています。このパフォーマンスの向上は、高性能推進剤と、リベートされたリム(薬莢底部の外周)を備えたカートリッジの形状によって火薬の量が増えており可能にされています。

また、精度を上げるために、発射体の重心は後方に可能な限りシフトされており、弾丸の先端に金属球を挿入することによって実現されています。

4月に徹甲弾が、年末にハードコア弾が発売される予定です。

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Source
https://www.swiss-p.com/en/375_Swiss_P

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