ロシアが光学誘導システムから護るエアロゾルのカーテンを生成する3VD35弾を開発

光学誘導システムから護るカーテンを作る 3VD35エアロゾル弾
Photo Rostec

ロシア国営軍需企業ロステックグループの中央科学研究所 (TsNIITochMash) は、精密誘導兵器から装甲車といった地上部隊を守るための新しい防御用弾薬「3VD35エアロゾル弾」を開発しました。脅威が迫ると、この防御用弾薬は脅威が迫る方向に発射、弾薬はエアロゾルと双極子チャフを生成して、敵の高精度兵器誘導システムの前に 「カーテン」 を形成。装甲車などに向けられた精密誘導兵器の誘導システムを無効化。地上車両を保護します。

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「3VD35エアロゾル弾」は直径76mm、全長290mm、重さは1.8kgの筒状の弾薬で放たれると密度の濃いエアロゾルのカーテンを形成します。エアロゾルとは一見スモークのように見えますが気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子と周囲の気体からなる混合体です。このカーテンは-50°Cから+50°Cの温度帯で形成されレーザー、光学、熱、無線といった誘導システムを遮り、誘導・追跡機能を中和・無効化。これで覆われた車両は精密誘導兵器からの追跡を交わすことができ、高度な空対地兵器、砲撃、ジャベリンシステムを含む第3世代対戦車ミサイルシステムから車両を保護します。

3VD35は既に実用レベルに達しており、年内中にロシア軍によってテストされ、装甲車に搭載される予定です。メーカー側は輸出に前向きです。

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Source
https://rostec.ru/en/news/rostec-created-new-ammunition-for-protection-from-high-precision-weapons/

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