米軍は兵士が携行するMREの重量を3分の1以下に削減する。でも栄養素は減らさない

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アメリカ軍兵士が携行する食料MREは「Meal, Ready-to-Eat」の訳になり、いわゆるレーションと呼ばれる兵が任務中に携行する食料品になる。FSR(First Strike Rations)とも呼ばれる。現在、米陸軍の戦闘給餌局はMREの7日分の重量を現在の32ポンド(14.5kg)から3分の1以下の10ポンド(4.5㎏)に削減することを計画しており、これが現実に近づいていることを発表した。

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重量は削減しても栄養素は削減しない

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陸軍、海兵隊の小隊ユニットは7日間自立して作戦行動を行う能力を求められている。その上でエネルギーの源になる食料の確保は重要になってくる。しかし、作戦行動には食料以外にも銃や弾丸やレインコートなど多くの装備を携帯し、その重量は60㎏を超える。重量が重いほど兵士の体力を奪い、持てる荷物も限られてくる。装備一式の重量を削減すること重要課題であり、多く占めるMREの重量を削減できる方法を研究していた。

しかし、単純に食料を減らしては兵士のパフォーマンスを下げるだけになる。重量を削減しても食料の栄養を維持するのは大前提になり、且つ食欲を失わない風味を保つも事も重要だった。研究を続ける中でその2つを維持しながら、重量と体積を削減する2つの方法を見出すことになる。真空マイクロ波乾燥と音波凝集技術になる。

真空マイクロ波乾燥

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沸点の低い真空化で水分を気化しやすくし、マイクロ波により、被乾燥物の内部水分を押し出し、食品の水分を均一的に除去する。完全に水分を除去するわけではなく若干湿った状態で食料を圧縮する。例えばチーズケーキなどは歯ごたえが若干カリカリにはなるが、風味は残ったままになる。

音波凝集・超音波技術

超音波を食品に当てることで液体を分離、凝縮し瞬時に食品を圧縮する。元のサイズの50~70%を削減できるが栄養素を損なわない。

これらの2つの方法で栄養素と風味を維持しながら、重量と体積の大幅な削減に成功した。

必要な食事の量は

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アメリカ陸軍環境医学研究所は兵士は目覚めている間は定期的に4〜6時間ごとに食事をすることを主張している。タンパク質は体重1ポンド(450g)あたり1日0.7グラム、体重70㎏の場合だと108gだ。またカフェインを最大200mg。これを1日起きている間は3〜4時間ごとに再摂取する。カフェインは一日の量が800 mgを超えないようにする必要がある。戦闘や任務がある場合は始まる1〜4時間前に食事をし、活動の30〜60分前にカフェインを摂取する必要がある。野外での作業中は、可能であれば1時間ごとに軽食を取り、1時間ごとに500mlから1リットルの水分の取得を必要としている。任務終了後は水分補給の後、80〜120gの炭水化物と15〜25gのタンパク質の組み合わせの食事を推奨している。

こう見ると結構な食事の量だ。過酷な任務は兵士のエネルギーを大量に消費するので、パフォーマンスを維持するにはこれぐらいに量は必要なのだろう。この新しいMREは2022年の調達から兵に支給される計画になっている。

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