3月29日より日本公開されているディズニー映画『ダンボ』。1941年に公開されたアニメーションを実写化した映画になり、全米興行収入で1位となり、日本でも初週の興行成績2位と順調な滑り出しをしています。
実はこのダンボという名の空飛ぶ象の映画の実写版が過去にもディズニーから出ているのをご存知でしょうか?その名も『ダンボドロップ大作戦』。舞台はベトナム戦争になります。
作品概要
ダンボドロップ大作戦 [DVD]1995年に公開(日本未公開)されたベトナム戦争の実話を基にしたハートフルコメディ。舞台は1968年の南ベトナムの山間の小さな村。この村は北ベトナム軍の輸送通路監視のため、アメリカ軍の拠点になっていた。サム大尉は村人達と交流し、村人の信頼も得ていた、そこにドイル大尉が新任として着任する。ドイルはサムとは違い村人の交流には消極的であった。そんなある日、ドイルの荷物から子供がチョコバーを盗んだことから北ベトナム軍に村にアメリカ兵が居ることを知られ、それが原因で村の神聖なる象が殺されてしまう。このままで村の人々の協力を得られず、作戦遂行に支障が出てしまう。引き続き村の協力を得るため、サム、ドイルを含めた5名のアメリカ兵が新しい象を捜し出し、村に連れてくることを約束する。しかし、その道中を北ベトナム軍に邪魔されてしまう。彼らは無事に象を届けらるのか…
作品名 | ダンボドロップ大作戦 |
原題 | Operation Dumbo Drop |
公開日 | 1995年7月 ※日本未公開 |
監督 | サイモン・ウィンサー |
キャスト | ダニー・グローヴァー、レイ・リオッタ |
戦闘・アクション: 1
ストーリーレビュー
ベトナム戦争映画というと、『プラトーン』『地獄の黙示録』『ハンバーガーヒル』など、残虐で悲惨な映画ばかり。出てくるアメリカ兵も狂気に狂い、鬼畜の所業が描かれたいたりもする。当時のアメリカは反戦ムードで、ベトナム戦争を描くものは否定的なものが多かった。だが、しかし、この映画はどうかというと、ほっこりした感動ストーリー。鬼畜なアメリカ兵がいない。アメリカ兵は道中いろいろありながら村の人のために一生懸命、象を運ぶ。おかしな話だが異色のベトナム戦争映画なのです。
そして、さすがディズニー映画と言うべきか、戦争映画でありながら、映画の中で人が死にません。小さなお子さんとも見れる数少ないベトナム戦争映画です。
戦闘・アクションレビュー
先に述べたように人が死にません。多少なりとも戦闘シーンはありますが、こちらは全く期待しないください。ベトナム戦争ではおなじみのヘリUH-1などはもちろん出てきます。
この映画はほっこり、感動するために見る映画です。たまにはこんな戦争映画もいいかもですね。