第二次世界大戦で沈んだ艦船や戦闘機などは太平洋の海中でよくみられる。ただ、それはあくまで戦争の結果で意図しなく沈んだ形なる。今回ヨルダンに登場したのは戦車や装甲車、ヘリを意図的に海底に沈めた海中軍事博物館なる。
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世界有数のダイビングスポット「アカバ」
海中軍事博物館の場所は中東はヨルダンの紅海(Red Sea)はアカバ湾に面するアカバ(Aqaba)というリゾート地になる。ここはエジプト、サウジアラビア、イスラエルと4カ国の国境が接する場所にもなる。
日本人にはあまり知名度はないかもしれないが、アカバ湾は世界有数のダイビングスポットになり、中東屈指のリゾートになる。透明度の高い海に固有の海洋生物を目当てに欧米から多くの観光客が訪れれている。
このアカバ湾の水深28メートルの海底に、ヨルダン軍で使われなくなった戦車や装甲車、対空砲、戦闘ヘリなど19の軍用兵器が設置された。配置については、適当ではなく、戦術的編成を踏まえて並び配置されている。設置に際し、海に害を及ぼす危険物は飛べて取り外されており、人工サンゴ礁と観光の目玉と期待されている。
原型をとどめた形で陸上兵器である戦車が海底に沈んでいる姿は非常に神秘的だ。しかし、その姿も年月が経てば、珊瑚が付着して朽ちていく、今のきれいな姿を見たい方は早めにアカバに行こう。
アカバでは以前から軍用兵器を海底に沈めており、既に朽ちた戦車や航空機なども見ることができる。
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