迫撃砲弾を誘導弾に変換するRASH-2M

迫撃砲弾を誘導弾に変換するRASH M2
Photo ADASI

アラブ首長国連邦(UAE)の兵器メーカーADASIは迫撃砲弾を簡単に誘導弾に変換できる「RASH 2M」を開発した。

迫撃砲
Photo by Spc. Eric Cerami

迫撃砲は独立した筒状の砲身からなる単純な火砲で、上空に向けて砲弾を発射し、湾曲した弾道で曲射射撃する火器になり、障害物を超え、目標を直接視認できなくても攻撃できる間接射撃を行える武器だ。構造が簡単で強力な砲弾を射出でき歩兵でも携行できるほど小型化、軽量化できるため、誕生から100年以上、前線で活躍している。しかし、弾速は遅く、移動体に対する攻撃には適さず、命中精度、射程も低いとデメリットがある。

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RASH-2Mはその迫撃砲のデメリットの隙間を埋める兵器で迫撃砲では対応できない中小規模の脅威に迅速に対応することが目的のシステムになる。RASH-2Mは、標準的な迫撃砲弾を低コストで高精度誘導兵器システムに変換でき、米軍が使うJDAM(Joint Direct Attack Munition)に近い。仕組みとしては迫撃砲弾に固定翼機型のグライダーを装着するといった単純なもの。グライダーは高度な通信技術及び遠隔操作、自動化を備えており、迫撃砲弾を簡易的な精密誘導弾に変換する。

RASH-2M使う事で、標準的な81mm迫撃砲と比べ、攻撃範囲を3倍以上に拡大、最大距離18.2km、3〜7メートルの精度で標的に命中させることができる。遠隔操作の他、INSとGPS誘導システムを使用して完全自律モードで使用できる。航空機やヘリ、ドローンに装着でき、高度20,000フィートから発射することができる。コントロールハブは最大24個同時サポートする。

ただ、難点としては空中から射出する必要があり、迫撃砲のような運用の手軽さはないので単純な迫撃砲の代わりにはならない。

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Source
https://files.adasi.ae/s3fs-public/2021-04/ADASI%20RASH%202M%20FLYER%20EN.pdf

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迫撃砲弾を誘導弾に変換するRASH-2M
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