ガスマスクは毒ガス・粉塵・細菌・煙といった人体に有害な気体や強烈な臭いから人間を保護する防具になり鼻や口といった呼吸器系に取り付けられるマスクになる。鼻や口元しか護らない半面マスクもあれば、目まで顔全体を覆う全面マスクもある。ガスマスクはその特徴的なデザインに負のイメージと顔を隠す神秘的な姿から、しばし、アニメや漫画の中にガスマスクを装着したキャラクターが登場する。今回はそんなガスマスクを着けた代表的なキャラクターを紹介する。
金木 研(東京喰種トーキョーグール)
アニメ、映画化もされた人気マンガ『東京喰種』の主人公。人の姿をしながら人肉を喰らうことで生きる「喰種(グール)」が蔓延る世界で捕食されるところを免れ半喰種となった金木が人間と喰種の狭間で生きていく物語。金木のガスマスクは喰種戦闘の際にCCG(喰種対策局)に正体がばれないように装着している。眼帯とセットになっているのが特徴で喰種の特徴の赫眼が半喰種であるため片目にしか現れなく、戦闘時は赫眼しか見えないように設計されており、「眼帯の喰種」といわれる。
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カイマン(ドロヘドロ)
アニメ化もされた人気マンガ『ドロヘドロ』の主人公。ホールという人間世界にいたカイマンは魔法界から来た魔法使いによって顔が爬虫類にされ、記憶を失ってしまう。しかし、カイマンの口の中には自分の正体を知る謎の男が。親友のニカイドウと共に記憶と、姿を戻すために魔法をかけた魔法使いを探す。カイマンがガスマスクをするのはその爬虫類の顔を隠すためになる。カイマンという名前はカイマントカゲからきている。
鳥山 明(ドクタースランプ)
1980~1990年代に連載された人気マンガ『Drスランプ』。アラレちゃんという最強の人型ロボットとそれを発明した天才発明家の則巻千兵衛が織りなすギャク漫画になる。作者はあの『ドラゴンボール』の鳥山明氏になる。マンガの中にも鳥山氏は度々登場する。最初は自画像だったが、最終的にガスマスクに落ち着いた。
サイコ・マンティス(メタルギアソリッド)
敵に見つからずに戦闘を回避しながら敵アジトに侵入する人気TVゲームの『メタルギアソリッド』シリーズに登場するFOXHOUND隊員のサイコ・マンティスは強力な念力と読心術を使う。常時ガスマスクを着用しているが、これは他人の思念が入り込むのを防ぐためになる。
半蔵(NARTO)
今日は #NARUTO #半蔵(CV:#沢木郁也)の誕生日です!おめでとうございます♪#半蔵誕生祭#半蔵誕生祭2019#2月12日は半蔵の誕生日#NARUTOクラスタと繋がりたい#RTした全員フォローする pic.twitter.com/ELRq4Hx6yq
— 声レポ@声優レポート (@seiyourepoto) February 12, 2019
世界的に人気のアクション忍者マンガ『NARTO(ナルト)』。半蔵は雨隠れの里の里長になり、毒を用いた毒忍術を使う。毒への耐性を得るために幼少期に体の左脇腹に黒山椒魚の猛毒の袋が埋め込まれている。それにより耐性を得ることになるが、口から毒を吐き出すことも可能になる。通常ガスマスクは毒を吸い込まないために付けるが半蔵は毒を周囲に吐き出さないためにガスマスクを着けている。その代わり口呼吸しかできない。
岸谷 森厳(デュラララ!!)
岸谷森厳祭り pic.twitter.com/e4SJyFBS8D
— 将瑠BS日てれ毎週月24:30 (@kidamasaomi0303) November 9, 2019
ゲーム化、アニメ化もされた人気ノベル『デュラララ!!』。東京・池袋を舞台にした群雄劇になる。岸谷 新羅の父である岸谷 森厳は主人公の「首なしライダー」ことセルティの「首」を盗んだ男。白衣と東京は空気が悪いとし、白いガスマスクを着用している。
風の谷のナウシカ
宮崎駿の初期の代表作である『風の谷のナウシカ』。世界大戦の「火の7日間」によって文明が崩壊し腐海という毒の菌に犯された世界を舞台に繰り広げられる争いを描いた作品。腐海の植物が吐き出す猛毒の瘴気の菌は肺に入ると人の体は毒に侵される。そのため、腐海に降りる際は主人公のナウシカも含め皆、ガスマスクを装着する。
特機隊(人狼 JIN-ROH)
押井守の原作で2000年にアニメ化された『人狼 JIN-ROH』。第二次世界大戦で敗れた日本が戦勝国のドイツに占領される。占領経て国際社会復帰を進める政府の政策に反対する武装過激派集団セクトの武装闘争が起きる。首都圏治安警察機構、通称「首都警」の戦闘部隊「特機隊」がセクトの鎮圧にあたることになる。特機隊の面々は性能の防弾性の高い重装甲アーマーにドイツの機関銃MG42を装備し、顔にはガスマスクを装着するなど高い防御力と戦闘能力を誇る。
モスキート(武器人間)
オランダ、米国などによって製作、2013年に公開されたホラー映画『武器人間』。第二次大戦時、フランケンシュタインの末裔のナチスのマッドサイエンティストが死体に様々な機械や武器を合体させて作った不死身の人造人間が殺戮を繰り返すという内容。モスキートはその人造人間の一体になり、手足に槍、顔にはガスマスクが装着されているが口部に長いドリルが取り付けされている。