ブラジルの銃器メーカー”Taurus Armas(トーラス)”社は自社が製造するT4ライフルがフィリピンで実施された耐久試験に合格し、フィリピン陸軍に供給するための12,412挺の契約を締結したことを発表しました。
Colt M4のクローン
T4は、5.56×45mmのColt M4カービンをベースにしたアサルトライフルで、米国外で製造された初のM4です。見た目、機能ともにColt M4とほぼ一緒です。
T4は軍用および警察用に2017年に設計され、M4同様に伸縮式のストック、キャリハンドルにハンドガード周りにはピカティにレールが設置され、さまざまなアクセサリーが装着するとができます。T4は最新の素材で製造され、軽量と耐久性を兼ね備えています。最大の売りは価格でColt M4が1,000ドル以上なのに対し、T4は1挺あたり590ドルと格安です。
アメリカの植民地だったフィリピンはアメリカの影響を色濃く受けており、軍の主力小銃はかつて米軍の主力小銃だったM16を採用しており、同銃のカービンタイプであるT4は違和感なく移行できます。今回の契約に当たりTaurusは、フィリピンの会社Trust Tradeとのパートナーシップを確立し、フィリピンででアフターサービス(技術支援とスペアパーツ)を提供します。T4がフィリピン国内で評価を上げれば、主力小銃は古いM16から随時、M4に切り替えられるかもしれません。
現在、インド陸軍はCQBライフルの検討を行っており、10挺のT4を購入してテストしています。インド陸軍の調達規模は35~50万挺規模されており、Taurus社とフィリピン陸軍の今回の契約はTaurus社のアジア市場進出の重要なビジネス機会です。
Source
https://taurusarmas.com.br/pt/noticias/taurus-vai-vender-12-mil-fuzis-para-o-exercito-das-filipinas
https://taurusarmas.com.br/pt/produtos/armas-longas/fuzil-t4-full-auto