北朝鮮の公開処刑が増加!中学生も容赦せず!処刑の観覧は強制され、心臓発作で死亡する者も

ラジオ・フリー・アジアは3日、脱北者の証言のもと北朝鮮の悍ましい公開処刑の状況について伝えた。

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昨年5月に北朝鮮から亡命した脱北者キム・イルヒョクさんの証言によれば北朝鮮の金正恩政権は公開処刑を利用した恐怖統治を一層強化しており、コロナ流行以降、公開処刑が増えたと伝えている。キム氏は亡命前に少なくとも10回の公開処刑の観覧を強制され、一度に10人以上が処刑される事もあり、彼はこれを”虐殺”と表現した。

公開処刑は9人、11人の時もあったと語っており、数字上は簡単に計算できる数ではあるが、それでも死刑囚が一列に並び、死体が山積みになっていく光景は非常に恐ろしいものだったという。昨年4月には黄海南道にある公開処刑場に1000人の市民が強制的に動員され、公開処刑が行われた。北朝鮮の保安職員が拡声器を使って死刑囚の罪状が強盗殺人であることを読み上げた後、3人の死刑執行人が出てきて死刑囚に向けて3発発砲した。その際、臓器がこぼれだし、最前列で見ていた党宣伝部職員が嘔吐し、倒れ、車で運ばれていった。その後、彼は心臓発作で亡くなったという。

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また、キム氏は韓国映画を鑑賞、配布した罪で中学生の少年が処刑されたことを思い出した。北朝鮮では17歳から大人と扱い、選挙権も与えられるが、北朝鮮は子供や未成年者に対しても容赦なく死刑を執行する。朝鮮日報などの報道によれば、中学生約30人が最近、公開処刑されている。彼らは韓国から飛んできた風船のUSBの中に入っていた韓国ドラマを見ていた。少年少女の処刑は以前から行われており、2022年にも16歳と17歳の高校生の少年2人が公開処刑されている。2人は中国と国境を接する北朝鮮両江道恵山市の高校で出会い、そこで韓国と米国のドラマ番組をいくつか鑑賞したという。住民の話によると、少年らは公衆の前に連れ出され、死刑を宣告され、市内の飛行場で当局により直ちに射殺されたという。北朝鮮は2020年12月に「反動思想文化排撃法」を全会一致で採択。この法律は北朝鮮体制を維持するため外部から流入する思想や文化に触れたり、視聴、流布すること禁止し、外国文化を遮断している。社会秩序を乱す者は許されず、これを破った者は最高刑である死刑に処される。しかし、処刑に処されるのはこれだけではなく、日常的な犯罪に対しても処刑が行われたとのこと。例えば、昨年8月には、牛肉を違法に配布したとして7人の男性と2人の女性、計9人が公開処刑された。農作物を盗んだ男性も処刑されている。北朝鮮は恐怖政治を布くことで国内を統治している。

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北朝鮮の公開処刑が増加!処刑の観覧は強制され、観覧者の中には心臓発作で死亡する者も
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