ウクライナ当局はベラルーシにいるロシア軍兵士が軍から支給された食料や車両の燃料を販売、またはアルコールと交換していると報告しました。
ウクライナ軍の参謀本部は、 「ベラルーシ共和国領内からウクライナに向かうロシア軍車列の経路に沿って、ロシア軍兵士が燃料や食料品を販売したり、それらをアルコールと交換したりする事例が多数発生している」 と語りました。
支給品がなぜ売買され取引されているのかは不明で、ウクライナ軍のスタッフは、日曜日の声明で明らかにした報告書に関する追加の詳細を明らかにしませんでした。
ウクライナに展開するロシア軍は侵攻が停滞しているため食糧と燃料が不足しているとイギリス軍情報部は報告しており、特にベラルーシ領内からキエフに侵攻する部隊にそれが顕著とされます。これらはロシア軍が当初、3日間程度で作戦が完遂できると踏んでいたため十分な物資を持っていなかった、兵站を軽視していたと思われていましたが、こういった理由もありそうです。これら横領行為は何もウクライナ侵攻で始まったことではなく、侵攻前にベラルーシで行われた演習の時からロシア兵は燃料を売っていたという報告があります。海外なら、ばれないと思っていたのかもしれません。
A video from occupied by Russia Kherson, Ukraine. While some Russian soldiers disperse peaceful protesters with shooting and grenades, others are looting local shops🇺🇦#StandWithUkraine #Ukraine #UkraineRussianWar #StopRussia pic.twitter.com/zntQiUaFlT
— 🇺🇦Lune_de_cherry🇺🇦 (@venenlun) March 24, 2022
ロシア兵の士気や規律の低下は顕著です。戦いたくないためにわざと燃料を消費させ、車両を動かなくさせたり、食料品店を略奪したり、民家や農場から食料を調達するといった行為も報告されています。今回、売っているのもおそらく燃料、食料だけではないでしょう。戦闘を理由にいくらでも装備品を消失したとは言えます。世界2位の戦力を持っていても、軍の基幹を成す兵士がこれでは軍は機能しないでしょう。
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