ロシア国営企業Rostec社傘下のTekhnodinamikaはショットガンのショットの弾道を視認でき、弾道調整が容易になるいわゆるトレーサー弾(曳光弾)のショットシェル「Shleyf-Vector」を開発しました。
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機関銃などで使用されるトレーサー弾。発光する弾丸を一部織り交ぜることで、弾道の軌跡を視認することができ、照準の調整が容易になる効果があり、特に夜間戦闘時など暗闇で視界が悪い時に使用されます。これをショットガンの散弾にも用いました。
Shleyf-Vectorは特殊な容器(シェル)を使用し、シェルの中には散弾、可燃性の曳光弾が入っています。曳光弾は散弾の中央に配置され、発射されると燃焼し、赤く発光、弾丸の軌跡を示します。
このトレイサーショットシェルは主に狩猟やクレーン射撃といったスポーツ射撃のために開発されたました。「 Shleyf-Vector は、射手がターゲット位置を確実に確立し、ショットの精度を調整するのに役立ちます。このユニークな製品は、狩猟に興味のあるハンターと市民の両方に必要とされることを期待しています。」とTechnodinamika社の兵器クラスターの工業責任者のロステック・ベカン・オズドエフは述べています。
弾薬は、直径18.4ミリの12ゲージのショットガンに使用できます。シェルの中には、28gのショットと4グラムの曳光弾が含まれています。光や照明度といった周囲の環境にもよりますが、視認できるのは0.3秒、距離にして15mです。
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Source
https://rostec.ru/news/rostekh-razrabotal-unikalnyy-patron-so-svetovym-elementom-/