F/A-18スーパーホーネットに艦対空ミサイルのSM-6を搭載!最大射程は400km超え!?

F/A-18スーパーホーネットに艦対空ミサイルのSM-6を搭載!最大射程は400km超え!?
@StinkJet

アメリカ海軍が艦載戦闘機のF-18E/Fスーパーホーネットに艦載搭載用の対空ミサイルSM-6を搭載して試験している様子が目撃された。

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米海軍の第9試験評価飛行隊(VX-9 Vampires)が、F-18スーパーホーネット戦闘機にSM-6ことRIM-174 Standard ERAM対空ミサイルを搭載し、飛行している様子が撮影され、SNS上に投稿された。戦闘機であるF-18が対空ミサイルを搭載すること自体は通常兵装であるが、今回、注目されているのが、搭載している対空ミサイルが艦艇搭載用のSM-6である点だ。SM-6は米海軍が艦艇に長距離防空能力を提供するために開発されたミサイルで固定翼機、ヘリコプター、ドローンに対しては勿論の事、対艦巡航ミサイル、終末弾道ミサイルに対する防空能力も提供する。その最大射程は240kmになる。しかし、これが空中発射となると推定射程は約倍の463kmに達するとされている。この艦艇搭載型の対空ミサイルを海軍は戦闘機に搭載しようと考えている。米海軍は2021年にも同様のテストを行っているが、未だ実現できていないため、何かしらの問題があったのであろう。そして、今回、再び、テストする様子が目撃された。

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各国で開発が進む長距離空対空ミサイル

レーダーの発展に伴い各国では敵機を早期発見し、アウトレンジから攻撃する長距離空対空ミサイルの開発を進めている。ロシアの第5世代戦闘機Su-57に搭載されているAESAレーダー「ベルカ」は最大400kmの標的を検知、捕捉するとされ、空対空ミサイルのKh-37Mの最大射程は400kmとされる。中国の第5世代戦闘機J-20のAESAレーダーも検知距離が300kmとされており、空対空ミサイルのPL-15の最大射程は300kmとされ、射程400km以上のPL-17も開発中だ。

米軍の第5世代の主力戦闘機であるF-35に搭載されているフェイズアレイレーダーのAN/APG-81の探知距離は370kmとされている。その、F-35に搭載可能な空対空ミサイルでもっとも射程が長いのがAIM-120D AMRAAMになるのだが、最大射程は180kmとロシア、中国のミサイルと比べると射程は大幅に劣る。そこで、米空軍と海軍は合同で長距離交戦空対空兵器「Long-Range Engagement Weapon(LREW)」の開発に着手しており、2022年にレイセオン社と開発契約を締結している。SM-6がレイセオン社が開発生産しており、今回のF/A-18E/FのSM-6搭載テストはLREW開発の一環である可能性はある。また、ロッキード・マーティン社が射程200km、最高速度マッハ5を超える長射程空対空ミサイルAIM-260 JATMを開発中だ。開発が順調に進めば2026年にAMRAAMは生産終了し、AIM-260に更新される。

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SM-6は誘導にXバンド受信機を使用しているため、F/A-18E/FのAN/APG-79、F-35のAN/APG-81のAESA レーダーによる誘導が可能だ。ただ、SM-6はサイズ的にF-35のウェポンベイに納まらないと思うので、海軍や海兵隊での運用の場合、F-35B/Cが前方で索敵を行い、データリンクシステムを使用し、SM-6を搭載したF/A-18E/Fに標的情報を送信、スーパーホーネットが安全な距離からミサイルを発射するような運用が推察されている。ステルス機同士の戦闘の場合、レーダーの検知距離は大幅に縮まるが、ステルス性能はF-35が最も高いとされている。

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