先日、漏洩した米国防省の機密情報の拡散、ロシアのプロパガンダとして偽情報を発信したSNSアカウント「ドンバス・デヴシュカ(ドンパスの少女)」の運用者が最近除隊したばかりの米海軍下士官だったことが分かった。
ウォールストリートジャーナルによれば、ニュージャージー州出身のアメリカ人、サラ・ビルス(37)はロシアのプロパンガダ情報を発信する「Donbass Devushka」の15人いる発信者の一人であり、ロシアのプロパガンダと戦うオンラインコミュニティ 「北大西洋同志機構」 (@NAFO) のメンバーによって暴露された。彼女はオンライン上ではウクライナ東部ルハンシク出身のロシア系ユダヤ人女性”ミラ”と名乗っていたが、実際はアメリカ生まれアメリカ育ちのアメリカ人で、しかも、最近除隊したばかりの元米海軍下士官だった。最後の勤務地はワシントン州ウィッビー島の海軍航空基地でEA-18G グラウラーの整備チームの航空電子技術者として2022年3月まで任務に就いており、軍務中からプロパガンダ情報を発信していたとされる。
彼女はロシアのプロパガンダ情報だけではなく、Telegramのアカウントを通じて、空軍州兵のジャック・テシェイラ容疑者(21)によって漏洩された機密文書を4つを拡散した。彼女が軍務中に知りえた情報を拡散したという情報は今のところない。現在、FBIが捜査にあたっている。
「Donbass Devushka」はTelegram、Twitter、Youtube、Spotifyと複数のSNSアカウント、チャンネルを運用しており、Youtubeの登録者は3,000人代とそこまで多くは無いが、Twitter(@PeImeniPusha)のフォロワーは6.8万人と多く、全てのチャンネルを合わせると13万人を超え、それなりの影響力を持っている。Twitterは既に鍵垢になっており、投降内容を見ることはできない。
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Social-Media Account Overseen by Former Navy Noncommissioned Officer Helped Spread Secrets