057型フリゲート?中国海軍の最新鋭ステルス艦が海上で確認される

057型フリゲート?中国海軍の最新鋭ステルス艦が海上で確認される
SNSより

中国人民解放海軍の最新鋭艦と思われるステルス艦が海上試験を行う様子が確認された。中国海軍の次世代フリゲート艦057型と思われ、もし、そうであれば、同艦が海上で確認されるのは初になる。

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SNS上に中国人民解放海軍の新鋭艦が海上試験を行う様子が拡散された。船体はレーダ断面積 (RCS)を極力減らした直角と凹凸が少ない流体的な船体設計になっており、レーダーに探知されにくいステルス艦であることが分かる。この船は054型ミサイル・フリゲート(江凱型)の後継として中国海軍が開発中の057型ミサイル・フリゲート艦と推測されている。054型もレーダー断面積を減らしたステルス性を意識した設計だったが、057型ではより洗練された設計になっている。中国海軍は先月4月、3隻目の新造空母となる「福建」の初の海上試験を終えたばかりだが、今回、それに続いて、新造艦が海上試験を行った事になる。福建と比べ、057型はまだ情報が少なく、いつ就役予定なのかも分かっていない。

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057型コルベット艦

057型コルベットの開発は2023年初頭に初めて明らかになった。当初は054型ミサイル・フリゲート艦の改良型と推測され054B型とも言われていたが、サイズが異なる事が分かり、新しいクラスである057型と呼ばれる。中国サイトの情報によれば、高度なステルス設計と新しいステルスコーティングを採用、静穏性の高い全電動推進能力も備えた高度なステルス艦とされている。

武装には64基の垂直発射システム(VLS)を搭載、対空/対艦/対潜と各種ミサイルが発射可能。艦首には主砲130mm砲、そして、2門の30mm CIWSを装備している。対潜水艦戦に関しては、2つの324mm魚雷発射管を装備。艦尾にはヘリ甲板があり、ヘリコプターも搭載可能。また、無人潜水艦が4隻搭載可能で海中からの長期捜索および、対潜戦において大きな優位性をもたらすとされている。

4面、360度対応したXバンド・フェーズド・アレイレーダー、および2つのSバンド・フェーズド アレイ レーダーの2つのレーダー搭載。航行中の高速スキャン測位と複数目標の同時追跡および検出能力を備えている。戦闘半径は1500kmとされている。

就役時期は不明だが、先日、海上試験を行った事を考えれば、早ければ2025年中にも最初の船が就役する可能性がある。

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