トップガンのフライトジャケットから日本の国旗が無くなった

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映画『トップガン』の正式な続編となる『トップガン:マーヴェリック(原題:Top Gun: Maverick)』の予告編が先日発表された。 予告編では山脈を連なって飛行する戦闘機や、平地を超高速で飛行する戦闘機のシーンなど、アメリカ海軍の協力を得た実際の飛行シーンやトム・クルーズ演じるマーヴェリックの役どころなどが注目された。しかし、そんな中で密かにトム・クルーズが着用するレザーのフライトジャケットに注目が集まっている。

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フライトジャケットの後ろの国旗のワッペン

トム・クルーズが1作目で着用していたオリジナルのフライトレザージャケット。トップガンのヒットにより当時の日本でもフライトジャケットが流行った。このフライトジャケットは今作も着用している。予告編でも羽織るシーンが出てくるのだが、しかし、よく見ると後ろの国旗のワッペンが前作と変わっているのだ。

1986年版(左) 2020年版(右)

左が1986年の1作目のジャケット写真(レプリカ)になり、右が2020年に公開される映画のジャケット写真になる。左のジャケットにはアメリカ国旗(左上)、国連国旗(右上)、日本国旗(左下)、台湾国旗(右下)のワッペンが縫い付けられ、上部には”Far East Cruise 63-4, USS Galveston,” と記されている。これはアメリカの戦艦が西太平洋の航行で日本、台湾を訪れたことを記念したものになる。
方や右の2020年のジャケットにはアメリカ国旗、国連国旗と上に並ぶ国旗は変わらないのだが、下に並ぶ国旗(?)が見たことないフラッグになっている。飛行隊のフラッグのようにも見える。30年も経てば新しいジャケットに変わったのかなとも考えたが、国旗以外の周辺のフラッグは1986年、2020年と共に一緒だ。それにレザー製品はきちんと管理すれば一生ものになる。更にトップガンでのフライトジャケットはいわば映画のアイコンだ。それは今回の映画のポスターになっていることからも分かる。つまり、このフライトジャケットは1986年の1作目から続くものだと推測できる。

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なぜ、フラッグが変わったのか?

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理由の1つは中国の会社が今作の制作に入っていることが要因と考えられる。今作は3社による共同制作になるのだが、その中にテンセント・ピクチャーズが入っている。ゲーム業界では世界最大の売上を誇る中国のテンセントのグループ会社になり、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』、『ターミネーター:ニュー・フェイト』の制作にも関わっている大手の制作会社になる。そして、2つ目は中国で公開するためだ。中国国内で公開される外国映画には本数に制限がある。更に当局による検閲があり、中国に好ましくない映画は上映できない。そして、今や中国の映画市場は世界最大になっており、興行成績の成功の可否は中国で公開できるかどうかにかかっている。

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上記の理由と中国の存在を考えた場合、台湾については中国が国と認めておらず(アメリカのトランプは台湾を国家として認めてはいるが、日本を初め多くの国が中国に配慮し非承認としている)、台湾国旗を中国国内で表示されることは許されない。日本においては中国との関係も改善しつつはあるが、日本国旗の中国国内の表示はセンシティブな扱いになり、無いほうが問題は起きない。

制作する際に指示があったのか、忖度したのかは分からないが以上の理由から何かしらの判断で日本国旗と台湾国旗を外したのは確かであろう。

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