毎秒16,000発の恐ろしい電子銃メタルストーム(Metal Storm)

メタルストーム(Metal Storm)は毎秒16,000発の恐ろしい電子銃

オーストラリアの企業 (現DefendTex) が開発した巨大な電子銃「メタルストーム(Metal Storm)」。その名前の通り”鉄の嵐”を浴びせる恐ろしい兵器です。米国が資金を提供して開発したこの銃はガトリングガンやCIWSを超える発射速度を誇ります。

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発射速度は毎秒16,000発

メタルストームは複数の数重のバレル(銃身)を束ねて同時発射することにより、脅威の毎秒16,000発の発射速度を実現した電子銃です。一般的なアサルトライフルの発射速度が毎分1000発、6つのバレルからなるガトリング砲でも毎分2,000発から6,000発、艦艇をミサイルから守るため弾幕の壁を作る船上兵器システムCIWSでさえ毎分4,500発なので、メタル・ストームの発射速度がどれだけ桁違いかという事が分かると思います。メタルストームには36個のバレルが使用されており、0.01秒間に180発、1分あたり100万回強の発射速度を実現します。最大1,600バレルまで拡張が可能で、最大秒間16,000発、分間162万発の発射、24,000発の発射体の密集した壁を作り出すことができます。

メタルストームの特徴

メタルストームには他の銃とは異なる2つの仕組みがあります

バレルとマガジンが同一

銃は基本、バレルとマガジンは分かれていますが、メタルストームはそれが一体化しています。従来の発射機構を排除、バレル内に弾丸を装填しています。仕組みとしては火縄銃と同じです。火縄銃は弾丸と一緒にバレル内に詰められた火薬に点火すること弾丸を押し出していますが。メタルストームは電磁インパルスの力で射出します。火縄銃は一発づつしか装填できませんが、メタルストームは1つのバレルに複数の弾薬を装填して発射することができます。

電子発射システム

メタルストームが採用する電子発射システムは電子インパルスをバレル内の銃弾に直接送ることで弾丸を射出します。これが従来のトリガー、撃鉄のシステムによって火薬を点火して発射する弾薬仕組みよりも早い発射速度を実現しています。電子インパルスは各バレルから順番に送電して発射するこもでき、複数のバレルに同時送電して一度に複数の弾丸を発射することもできます。点火の速さと複数バレルの同時発射により最大毎秒16,000発という驚異的な発射速度を可能にしています。

メタルストームは広がらなかった

しかし、この圧倒的な発射速度が弾薬と火薬の大きな浪費になる可能性があっため、メタルストームシステムは広がらず、米軍にも採用されませんでした。その後、会社はリストラと破産、2012年に「自主管理」に入りました。現在はDefendTex として、メタルストームで培った技術を応用した兵器の開発を行っています。

MAUL

https://www.defendtex.com/

MAULはメタルストームのコンパクト版になり、M4などのアサルトライフルに装着できるモジュール式の武器で12ゲージの半自動のショットガンになります。発射機構が無いため重量はわずか800gです。MAULは引き金を引くと同時に1ショットで5発同時に発射することができます。次弾は排莢するカートリッジが無いので2秒程度で迅速に再装填することができます。

3GL

https://www.defendtex.com/

3GLはMAULのグレネード版です。 半自動、3ショットの40mmグレネードランチャーになります。 従来のランチャーと同じ40mmグレネード弾頭を使用します。一般的なグレネードランチャーは1発しか装填できませんが、3GLは最大3発の弾頭を単一バレルに装填でき、圧倒的な火力を誇ります。 従来のグレネードランチャーのかさばる機械的動作を排除し、イジェクトするカートリッジケースがないため、リロードは早くて簡単です。

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メタルストーム(Metal Storm)は毎秒16,000発の恐ろしい電子銃
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