最近の空中ドローン兵器は鷹やフクロウといった鳥に似せることで偽装し、敵に気づかれずに近づいていく。では、それが水中ドローンなら何に偽装するだろう。このイカのような形のドローンは爆発する水中ドローン兵器になる。
ロシアの首都モスクワ近郊で毎年開催されているロシア国防省の展示会に、シロフクロウ型の戦闘監視用のスパイドローンが展示された様子をモスクワ・タイムズが6月25日に報じている。シロフクロウ型のスパイドローンシロフクロウ[…]
イカのドローン爆弾
Sea Hunting Autonomous Reconnaissance Drone(SHARD)という名前のこの水中ドローンは今月イギリス・ロンドンで開催されている防衛&セキュリティ機器国際ショー (DSEI) の展示の1つになり、オーストラリアの武器メーカーDefendTexによって開発されたものになる。
— Bill Bostock (@billbostockUK) September 10, 2019
映像では水中の中でイカのような触手の動きに合わせ上下に動く姿が目に取れる。イカの足は10本(腕2本、足8本)だが、このドローンの足は8本になる。このドローンは水上ではなく、水中での活動を目的にした水中ドローンになり、海洋生物に偽装するためにイカのような形状、動きをしている。
http://soldiersystems.net/電子制御された兵器開発を行うオーストリアのDefendTex社はアサルトライフルなどに装着する40mm擲弾発射器(グレネードランチャー)から発射するグレネードドローンを開発した[…]
BusinessInsiderによるとドローンの目的は水中における情報収集と監視、偵察任務、そして、攻撃になります。敵艦船や潜水艦を発見すると遠隔操作により、船底に近づき起爆させます。水中速度はなどは不明だが、形状からして速度が出せるようなドローンには見えないので、攻撃は停泊、商船といった速度が遅い艦船が対象なのかもしれない。動力に関してはモーターを使用して泳ぐ。海底に沈み、岩に付着するなどして留まることも可能になる。海流を使った発電機能を持っており、水中内でもバッテリーに充電、内部モーターが稼働する。長期間の任務も可能になっている。
スキューバダイビングの際は気を付けないと。
https://www.businessinsider.com/video-squid-military-drone-is-sea-mine-2019-9