ルーマニアの「Digi24」によると6月21日にルーマニアのヤロミツァで行われた北大西洋条約機構の軍事演習「サーバー・ガーディアン2019」でNATO軍に所属するアメリカ軍が演習地の座標を誤って、民間の農業用地に侵入して、戦車や軍事車両でトウモロコシ、大麦の作物を踏み潰す事件が起こった。
農地の所有者らしき男性がその時の動画を撮っている。映像では畑の中を戦車が走行している。その後、男性は兵士に対し、注意するも、兵士は忠告を無視し、逆に男性を対して、なんと威嚇射撃を行ったとのこと。そうなると、男性は何も言えず、その場を後にするしかなかった。
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その後、ルーマニア軍、アメリカ軍とも間違いを認め、調査委員会を立ち上げ、このような事故が今後起きないように民間とも協力して対策を講じると共に、今回の事故によって農地にもたらされた被害を査定し、補償するとしている。
農地の被害面積は約600ヘクタールにも及び、東京ドームに換算すると128個分に相当する。
※下記は演習動画
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