P90の5.7x28mm弾がNATOの標準弾になりました

P90 (Photo by FN Herstal)

ベルギーの銃器メーカー”FN Herstal(ハースタル)社”は自社が開発した口径・ピストル弾5.7x28mmがNATOの標準(STANAG4509)口径として認定されたことを25日木曜に発表しました。

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5.7×28mm口径のオリジナルデザイナーであるFNハースタル

FN FiveSeven (Photo by FN Herstal)

FN ハースタルは5.7×28 mmのカートリッジの設計を1980年代後半に開始しました。当時はボディアーマーが標準の戦闘装備になりつつあり、銃器の貫通性能に関心が高まっていました。9×19mmのピストル弾では威力不足で、より適切で効果的なカートリッジを必要としていました。

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5.7×28 mmの開発と合わせ、FNハースタルはFN P90 パーソナルディフェンスウェポン(PDW) を開発。その後、FN Five・Sevenピストルを開発し、2つの5.7×28mm仕様の銃を世界中の多くの軍や警察に提供してきました。

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STANAG 4509

Photo by FN Herstal

同盟軍が使用するすべての小口径弾薬の互換性を促進するための継続的な努力の中で、NATOは最近、FN ハースタル社が設計した5.7×28 mm口径の標準化プロセスを進め、標準化協定 (STANAG) 4509に認定することで最終決定しました。

もとめられた性能基準は、1.6mmのチタンシートと20層のケブラーで作られた保護構造(CRISAT)の貫通でした。既にNATO標準化されているピストル弾の9×19mm弾は、これを満たすことはできません。5.7×28 mmはこの要件を超えており、200メートルを超える距離でCRISAT構造に穴を開けます。

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5.7×28 mm口径はMulti-Caliber Manual Of Proof and Inspection (AEP-97) に統合され、既にNATO標準弾として認定されている9 x 19 mm NATO、5.56 x 45 mm NATO、7.62 x 51 mm NATO、12.7 x 99 mm NATO と共に、標準化されたNATOの小口径弾薬ポートフォリオに参加することになります。

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今後広がるかもしれない5.7×28 mm

Keltec P50

5.7×28mmの銃はP90、FNファイブ・セブン、AR-57と片手で数えられる程度の数しかありませんでした。標準弾丸ではなかったため、兵站の観点で敬遠され、採用は広がらず、P90が一部の法執行機関特殊部隊に採用されるぐらいでした。今回の認定でNATO標準口径として、5.7×28mm口径は、異なる製造業者からの弾薬間の互換性と、この口径の兵器の運用効率を保証することになり、今後、この口径の銃器の開発が広がるかもしれません。折しも今年3月にはアメリカのKeltec社からP90のマガジンを使った5.7×28mm口径のKeltec P50が発売されます。

※追記

MP7の4.6x30mm弾も合わせてNATO標準弾になっていました

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Source
https://www.fnherstal.com/en/news/the-new-nato-caliber-5-7

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P90の5.7x28mm弾がNATOの標準弾丸になりました
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