第二次大戦の空飛ぶ要塞B-17爆撃機が墜落で7人が死亡

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第二次大戦の空飛ぶ要塞B-17爆撃機が墜落で7人が死亡

第二次世界大戦の連合軍の主力爆撃だったB-17爆撃機が10月2日、アメリカはコネチカット州のブラッドリー国際空港で墜落炎上し、7人が死亡し9人が負傷しました。

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事故概要

なぜ、この時代にB-17が墜落と思ってしまうが、機体を保有していたのは昔のアンティーク機を保有する民間団体「The Collings Foundation」のものになります。この団体は24機の機体を保有し、展示会や実際に飛行させるなどして航空機を通してアメリカの戦争史の教育を行っていました。この日も「自由の翼」と題したB-17を含めた4機でのフライトツアーを開催しており、B-17には乗客10人、乗員3人の計13人を乗せていました。9時45分に離陸した同機でしたが、5分後に引き返したいという連絡が管制塔に入ります。9時54分に着陸しますが、機体は滑走路を反れて、倉庫に激突、その後爆発炎上します。同機に乗っていた7人が死亡し、6人が負傷しました。また、その際、倉庫にいた作業員が9人が巻き込まれて負傷しています。

B-17爆撃とは

映画「メンフィス・ベル」

B-17爆撃機は1938年にアメリカのボーイング社が開発した大型爆撃になります。第二次世界大戦では連合軍の主力爆撃機として主に欧州戦線で活躍し、イギリス本土から飛び立ったB-17の編隊はドイツ軍の戦略拠点を爆撃します。欧州戦線での連合の爆撃の約半数はB-17によって行われています。防御力と強固な対空機銃から「空飛ぶ要塞(Flying Fortress)」と言われていました。太平洋戦争においてもアリューシャン列島やガダルカナル島などのパプアニューギニア方面で日本軍と戦火を交えますが、1942年にB-24爆撃機が出てくると、切り替えられていきました。実は当時、日本軍は数機のB-17を鹵獲しており、機体を塗り替え、機体の研究と輸送機として運用していました。第二次大戦中には延べ13,000機もの機体が生産されており、現在でも18機のB-17がアメリカで現存し、航空ショーや博物館など見ることができます。

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