在日米軍に三沢に48機のF-35A、嘉手納に36機のF-15EXの配備を発表!航空戦力を強化

在日米軍に三沢に48機のF-35A、嘉手納に36機のF-15EXを追加配備へ!航空戦力を増強
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アメリカ国防総省は3日水曜、在日米軍の航空戦力を強化するため、青森県の三沢基地にF-35A、沖縄県の嘉手納基地にF-15EXを新たに配備する事を発表した。

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国防総省のプレスリリースによれば、青森県の三沢基地に現在配備されている36機のF-16戦闘機を今後数年かけて段階的に48機のF-35A戦闘機に置き換え、駐屯部隊の戦闘機を全て第5世代ステルス戦闘機に切り替える事を予定している。戦闘機の単機性能を向上させると共に戦力を増強し、より強力な抑止力でインド太平洋地域の平和と安定を維持する事が目的だ。三沢基地には2017年から航空自衛隊のF-35Aが配備されているが、米空軍のF-35の同基地への配備は初となる。日本は2024年時点で37機のF-35を保有。空自のF-35Aの運用拠点は三沢基地になり、ほとんどの機体が同基地に配備されている。基地にはF-35Aの飛行隊として第3航空団隷下の第301と第302の二個飛行隊が部隊が置かれている。また、今年度中に宮崎県の新田原基地に短距離離陸/垂直着陸(STOVL)型のF-35Bの最初の部隊を発足させる予定であり、石川県の小松基地にも将来的に40機規模のF-35Aを配備する計画を防衛省は発表している。また、機数は不明だが、山口県の米海兵隊岩国航空基地に配備されている米海兵隊のF-35Bの配備数を変更する予定であることも米国防総省は発表している。

自衛隊は最終的には147機のF-35を調達する予定であり、将来的には日本には日米合わせて常時200機ほどのF-35が配備されることになる。これはアメリカに次ぐ数だ。

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嘉手納基地に36機のF-15EXを配備

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北に48機のF-35Aを配備する一方、南の沖縄の嘉手納基地には新たに36機のF-15EXの配備を米国防総省は発表している。国防総省のリリースによると、F-15EX戦闘機は計画的な投資と近代化の一環であり、2023年に老朽化により嘉手納基地から完全撤退した48機のF-15C/Dに代わる恒久的な代替機となる。ただ、F-15EXの完全量産はまだこれからであり、配備完了は数年かかる見通しであり、機体数も48機から36機に減少することになる。国防総省によると、空軍は移行が完了するまで、第4世代および第5世代の戦闘機の飛行隊をローテーションで運用し続けるという。実際、昨年から嘉手納基地にはF-22やF-35Aといったステルス戦闘機が度々、米本土から飛来し、ローテーションで暫定配備されている。

F-15EXはF-15イーグル戦闘機シリーズの最新モデルで「イーグルII」と呼ばれている。世代的にはいわゆる第4.5世代戦闘機で第5世代ステルス機ではないが、第5世代戦闘機と同レベルのアビオニクスとネットワーク・データリンクシステムが搭載されており、無人機を指揮したり、他の航空機や艦船とリアルタイムで連携することができる。また、第5世代戦闘機と比べると航続距離が長く、最高速度も速い。兵器搭載量も多く、様々な兵装を搭載できるなど、対中国、広大な南シナ海の制空権を握る上では最適な機体になる。

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