自衛隊の極超音速巡航ミサイルの模型がTwitterに投稿されて海外で話題

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自衛隊の極超音速巡航ミサイルの模型がTwitterに投稿されて海外で話題

防衛省の山本朋広防衛副大臣が7月7日の午後、東京都立川市にある航空装備研究所を視察し、次期戦闘機、軽量化機体構造、ウェポンリリース・ステルス化、ジェットエンジン、スクラムジェットエンジンの研究状況について確認、説明を受けたことを自身のTwitterで写真付きで公開した。この投稿は海外メディアにも取り上げられたのが、話題になったのは山本副大臣の後ろに映った「極超音速巡航ミサイル」と思わしき模型だった。

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極秘では無かったのだが…

海外では「日本の防衛副大臣が超極音速巡航ミサイルの画像を漏らす」など驚きを持って伝えられた。問題の投稿は以下だ。

右下の4枚目の画像の副大臣の後ろに見えるのが、超極音速巡航ミサイルの模型と思われるのだが、これについて、特に投稿の中では言及されていなく、超極音速巡航ミサイルどうかは不明だ。

出典:防衛省

しかし、防衛省は過去に上のような絵を極超音速巡航ミサイルのイメージ図として公表しており、この図と模型の構造は一致している。しかし、上の図が示しているように、国内において自衛隊による極超音速巡航ミサイルの開発は周知の事実だ。防衛省・自衛隊は平成31年度の防衛予算の概算要求で極超音速巡航ミサイル用のスクラムジェットエンジンを研究開発する予算を要求したことで、自衛隊が極超音速兵器の開発を行う事は公言されていた。日本が開発していることを知らなかった海外メディアが今回の件で初めて知って報じた形であろう。

山本副大臣が意図時にこの写真を投稿したかどうかは不明だ。

極超音速巡航ミサイルとは

極超音速とは、マッハ5以上の速度のことをいう。極超音速巡航ミサイルはターゲット領域の高高度に到達した後、極超音速で降下、標的を向けて飛行する。その運動エネルギーだけで膨大な破壊力が発生する可能性がある。極超音速の飛行体を迎撃するのは難しく、防御するのは困難で空母や艦船の天敵となる。防衛省は2026年の配備を計画しており、配備されれば、米国、ロシア、中国に次ぐ四番目の極超音速巡航ミサイルを武装する国となる。

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https://www.navyrecognition.com/index.php/news/defence-news/2020/july/8718-japan-s-vice-defense-minister-leaks-image-of-new-hypersonic-anti-ship-missile.html
https://navbharattimes.indiatimes.com/world/asian-countries/japan-developing-hypersonic-anti-ship-missile-to-deal-with-chinese-threat-great-war-can-break-out-in-asia/articleshow/76892125.cms

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