ゲームの専門部隊!米陸軍には公式のeスポーツ部隊がある

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Photo by us army

軍や自衛隊というとキツイ訓練に任務、銃小火器を使った射撃に戦車や戦闘機を駆使し、いざ戦争が始まれば戦場に行って命をかけて戦うイメージが強いかもしれない。しかし、そんな軍隊に銃やハンドル、操縦桿ではなく、ゲームコントローラーを握る部隊がある。米陸軍の公式eスポーツチームだ。

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銃の代わりにコントローラーを握る

このeスポーツチームはケンタッキー州にある米陸軍駐屯地Fort Knox(フォートノックス)に拠点を置くマーケティング&エンゲージメント旅団の中の一部隊で歴とした米陸軍の公式部隊である。所属するメンバーは銃の代わりに多くの時間をゲームコントローラーを持ち、画面の前に座って何時間もゲームをする。もちろんこれらは任務の一環であり、費用は軍が負担し、隊員はゲームをすることで政府、軍から給料をもらう。ゲーム好きにとっては夢のような仕事だ。しかし、なぜ、軍にこのような部隊があるのだろうか?

若者との接点を作るためのチーム

現在の新兵の募集年齢は2000代以降に生まれた、いわゆるミレニアム世代といわれる年代の若者たちだ。この世代は物心ついた時からインターネットに触れ、スマホやタブレットを駆使して、情報を集め、遊び、友人と交流している。この年代はリアルの戦争を知らず、戦争といえば「コール オブ デューティ」、「フォートナイト」、「PUBG」といったゲーム、バーチャルの中の出来事と思っている。そして、これらのゲームのユーザー人口の多くが10代、20代といった若者たちだ。米軍は彼らミレニアム世代の若者たちとゲームを通して接点をつくり、軍に関心を持ってもらい、理解してもらうために作られた部隊だ。チームが所属するマーケティング&エンゲージメント旅団はその名の通り、エンゲージメント(繋がり)を作り、軍の求人、新兵募集を強化するための部隊である。

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ゲームに実際の軍の戦術を

チームは直接、新兵をリクルートするわけではなく、ゲームを通して軍の魅力を伝え、関心、理解してもらう事だ。例えばオンラインサバイバルゲームする時、実際の兵士の立ち回りや戦術を考えてプレイする人はいるだろうか?現役や退役軍人でもない限り、そんな人は少ないだろう。軍のeスポーツチームは陸軍らしく、学んだスキルや知識を活かしてプレイする。eスポーツチーム所属といっても、彼らは軍の基本訓練を終えており、元特殊部隊の隊員もいるし、実際の戦闘に参加した者もいる。
そして、彼らはそれを他の一般ユーザーにも伝える。実際の兵士の立ち回りや戦術を取り入れたユーザーはグッとゲームスキルがレベルアップするかもしれない。そうすると、ユーザーはもっと軍のスキルや戦術を学びたくなり、軍への関心を強めるかもしれない。

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未来の戦争はコントローラーで戦う

無人航空機(UAV)に無人車両(UGV)、無人水上艦(USV)とアメリカ、ロシア、中国といった大国は無人兵器の戦力強化を図っている。これらの多くは遠く離れた場所から遠隔操作される。操作に使用されるのはPS4、Xboxのコントローラーやジョイスティックだ。「ワールドオブタンク」といったゲームをやったことある人なら分かると思うが、システムさえ整えば戦車の全ての操縦はほぼ全てコントローラーで操ることができてしまう。

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近い将来、全ての兵器は無人化されるかもしれない。その時、重要なのは兵士としての能力ではなく、ゲームのスキルだ。eスポーツチームはそんな未来の優秀な兵士をスカウトする部隊でもあるかもしれない。

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https://recruiting.army.mil/army_esports/

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