アパッチ|米軍が恐れた北ベトナムの女性スナイパー

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アパッチ|米軍が恐れた北ベトナムの女性スナイパー

ベトナム戦争のスナイパーというと、米軍のアデルバート・ウォルドロンカルロス・ハスコックが有名だ。類まれな射撃技術で北ベトナム軍を恐怖に陥れた。ベトナム戦争というと米軍だけに目が行きがちだが、北ベトナム軍にも米軍が恐怖したスナイパーがいた。「Apacheアパッチ)」と呼ばれた女性スナイパーだ。

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射撃だけじゃない恐怖の狙撃手

旧共産圏では女性は男性と同等に扱われ、第二次大戦のソ連では多くの女性が兵士として男性と共に戦い、リュドミラ・パブリチェンコヴァシリ・ザイツェフという歴史に残る女性スナイパーを生み出した。北ベトナムはソ連の支援を受けた共産主義国家であり、同様の考えのもと、多くの女性が兵士として戦争に参加した。多くは看護、調理、伝令、スパイといった非戦闘員であったが、戦闘に参加する女性も多かった。アパッチもその一人になる。彼女は女性だけの狙撃小隊を率いるリーダーとして南ベトナムのヒル55地域で活動した。自身もスナイパーであったが、彼女、小隊の狙撃記録は残っていなく、狙撃スキル不明だ。しかし、彼女は狙撃ではなく、別の形で米軍に恐れられていた。

米海兵隊兵士を拷問

アパッチを有名にしたのは狙撃ではなく、拷問だった。彼女はヒル55にいた米海兵隊兵士を捕らえては拷問した。その方法は残酷で、皮や爪を剥ぎ、去勢などをおこなった。そして、それをあえて米軍基地の近くで行っていた。理由は米兵の悲鳴を敵に聞かせるためだ。敵に心理的な恐怖を与え、救出にくる敵を罠にかけた。救援が着く頃には既に兵士は亡くなっていた。遺体には一つの特徴があった。目蓋が切り落とされていて、彼女はそれをトロフィーとして集めていた。インディアンのアパッチが敵の頭の皮を剥いでトロフィーとしていたことから、彼女は米軍から畏怖の意味を込めて”アパッチ”と呼ばれるようになる。

カルロス・ハンコックに狙撃させる

そんな彼女もベトナム戦争最強のスナイパーであるカルロス・ハンコックに標的にされる事で命運が尽きる。米海兵隊は仲間の仇を討つためヒル55に多数のスナイパーを配置しアパッチの捜索を開始する。数日後、ハンコックと彼のスポッターは650m離れた先に彼女とその仲間4人を発見する。彼女が用を足そうと離れ、しゃがんどころをハンコックは引き金を引き、弾丸は彼女の下腹部を撃ち抜き、殺された仲間の復讐を果たした。

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