sponser
BAEシステムズは戦術配置された地上兵器システムからAPKWS(Advanced Precision Kill Weapon System:先進精密攻撃兵器システム) レーザー誘導ロケットのテストショットを初めて成功させた。
sponser
地上車両に誘導ミサイルが搭載できる
BAEシステムズは、米海軍とロケットランチャーのトップメーカーであるアーノルド・ディフェンス社と共同で、米陸軍のユマ試験場でAPKWSロケットを試験した。アーノルド社のFLETCHER2.75インチ/70 mm Weapon Systemコンセプト地上車用レーザー誘導ロケットランチャーを使って数発の発射に成功した。
テストの成功により、ハンヴィーやストライカーといった軽戦術車両にもレーザー誘導ロケットのスタンドオフ精密攻撃能力を提供することができる。歩兵地上部隊が敵から攻撃を受け、歩兵だけでは制圧が難しい場合、砲撃支援、または航空支援を呼び出すことが多いが、支援までにはタイムラグがある。新しいAPKWSロケットシステムはそのギャップを埋め、迅速な攻撃が可能になり、時には支援も不要になる。軽装甲の車両であれば破壊も可能だ。
APKWSロケットは「ハイドラ70ロケット弾」のアップグレード版になり、2012年から米軍に使用されている。F/A-18ホーネットなどの攻撃機やアパッチといった攻撃ヘリに搭載されている。重量は32ポンド(15㎏)、最大速度は739m/s、有効範囲は5㎞になる。ターゲットシーカーは分散型セミアクティブ・レーザー・ホーミングになる。
sponser