C-17グローブマスター輸送機が胴体着陸!その結末は?

C-17グローブマスター輸送機が胴体着陸!その結末は?

アフガニスタンに展開する米軍の米空軍C-17グローブマスターⅢ輸送機が着陸態勢時に前輪が降りなかったため、胴体ごと滑走路に接する胴体着陸を行った。着陸までの一部始終は隊員によって動画に納められた。

10月18日に米軍のC-17グローブマスターがアフガニスタンのカンダハール飛行場に緊急着陸した。この事故に関してはアフガニスタン駐留米軍のスポークスマン、サニー・レゲット陸軍大佐が、事故があった翌日にはツイートで報告しており、乗員に怪我はなく、敵の関与も無いことを公表していた。

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その後、着陸時の一部始終が収められた動画が公開された。

動画ではC-17が前輪を上げたまま着陸態勢に入っているのが分かる。映像では前輪のドアは開いているが、前輪自体は下ろせなかったようだ。この動画の撮影は滑走路を走行中の車から撮影されたもので、C-17が後輪から着陸し、減速して停止する際に機首を下げ、機体から火花が散り停止する様子まで収めている。

C-17は全長53m、重量130トン、最大積載量77トンの搭載量を有し、着陸には1000mの滑走路が必要だ。この時、荷物は空で機体重量は軽かった。機体は下部にダメージを受けたが炎上することなく、大きなダメージは無く、空港施設も滑走路以外は損傷を受けていない。そして、なにより、怪我人が一人もいなかった。

その後の航空事故調査委員会の報告によれば、事故調査委員会は、事故の主な原因は、操縦士が着陸前のチェックリストに従って着陸装置を下げ、適切な着陸形態を確認しなかったことであると判断した。

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