Call of Duty: Black Ops Cold Warに登場する冷戦時の武器

『Call of Duty: Black Ops Cold War』に見る冷戦時の武器

2020年11月13日に発売予定のコールオブデューティーシリーズの新作でBlack Opsシリーズの第6作目となる『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー(CoD:BOCW)』。今回の舞台は1960年代から1980年代にかけての米ソ間の対立を中心とした冷戦(コールドウォー)時代。プレーヤーはCIA、MI6、KGBといった情報機関のオペレーターとして極秘作戦に従事する。発売に先立ち9月19にはアルファテストが実施され、登場する銃器の一部が明らかになった。今回はゲームに登場する冷戦時代の銃器の実銃に基づいて紹介する。

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タクティカルライフル

M16(M16A2)

ベトナム戦争時に登場した米軍の主力小銃。米軍としては初めての全自動小銃で、木製パーツは使用せず、プラスチックパーツを使い軽量化を実現。弾丸は5.56x45mm弾を使用し、高い致死性を有している。現在5.56mmNATO弾がライフルの基本弾薬になったのもM16で採用されたからだ。20/30発装填できるマガジンと高い連射性能、精度を併せ持ち、その後の西側の自動小銃のベースとなった銃でもある。ベトナム戦争時では水や泥が入ってジャムるなど、耐久性に欠ける部分があったが、その点はゲームでは再現されないだろう。ベトナム戦争、冷戦時では最強の銃といっていいだろう。3点バーストがあることから正確にはM16A2となる。

No54 コルトM16 A2 (18歳以上スタンダード電動ガン)

タイプ 63(63式自動歩槍)

中国人民解放軍が開発した全自動小銃。ソ連のSKSカービン(56式半自動歩槍)とAK47(56式自動歩槍)のいいとこどりをした小銃で、外観はSKSカービン、内部機構はAK47になっている。全長は長く、銃身も長いため射撃は安定し、精度、射程ともに高く狙撃にも向いている。20/30発装填できるマガジン、弾丸は7.62x39mm弾を使用し、M16よりも威力は高い。高い分、連射時の安定さには欠ける。銃口にライフルグレネードを装着、発射することもできる。全長が長く重いため取り回しが良くない。

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アサルトライフ

XM4

別名「コルト・コマンドー」と呼ばれる銃でM16を短くしたカービンライフル。現在米軍の主力小銃であるM4カービンのベースになった銃だ。銃身を切り詰め、ストックは伸縮式にしてM16より全長を200mmあまり短くした。短くなったことで取り回しが良くなり、ベトナム戦争では車両や航空機の搭乗員の自衛用、特殊部隊の銃器として使われた。銃身が短くなった分、有効射程は若干短くなっている。

No75 コルト M733 コマンド (18歳以上スタンダード電動ガン)

AK-47

ソ連が生んだ普及の名作。今でも途上国などでは主力小銃として活躍している。ベトナム戦争においてもベトナム軍の主力小銃だった。精度や連射性は決して良いと言えないが、過酷な環境でも故障しないタフさが魅力。その点、ゲーム上は反映されないと思うが、7.62x39mm弾を使用し、高い殺傷能力をほこり、取り回しも良い。

東京マルイ No.24 AK47 TYPE-3 7.62×39mm 18歳以上次世代電動ガン

Krig6(AK5)

Krig6という名の銃は存在しなく、実際はスウェーデンのボフォース社が開発製造した小銃と思われる。ベルギーのFNハースタルが開発したFN FNCをスウェーデンの気候に合わせて改良し、耐久性に優れており、ストックは折り畳み式で取り回しも良い。5.56x45mm弾を使用し、装弾数は30発。オリーブドラブの深い緑色が特徴。

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サブマシンガン

MP5

ドイツのヘッケラー&コッホ社が開発、世界的ベストセラーとなったサブマシンガン。ピストル弾の9x19mmパラベラム弾を使用し、威力も射程も高く無いが、高い連射性と軽量、全長が短いことによる取り回しの良さ、装填の速さから近接戦では絶大な威力をほこる。

No78 H&K MP5-J (18歳以上スタンダード電動ガン)

タイプ 821(ソシミ・タイプ821)

イスラエルのIMI社が開発したサブマシンUZI(ウージー)を模倣するような形でイタリアのソシミ(Socimi)社が開発した。重量は2450gと本家のUZIよりも軽く取り回しは各段に向上している。UZIの特徴である高い連射性も遜色ない性能で、集弾性も向上している。MP5同様に近接戦闘では高い能力をほこる。

AK-74U

AK-74の銃身を切り詰め、短縮、軽量化したカービンモデル。ベースとなるAK-74はAK-47、AKMに次ぐモデルになり、口径は5.45x39mmと小さくなった。ベースはアサルトライフルのままなので、他のサブマシンガンと比べると威力は非常に高い。短くなった分、連射性を抑え、連射時の弾のばらつきを抑えている。主に特殊部隊や空挺部隊が使用している。

No2 AKS 74U (18歳以上次世代電動ガン)

ライトマシンガン

RPD

ソ連が開発した軽機関銃でベトナム戦争では北ベトナム軍の主力機関銃だった。弾丸はAK47と同じ7.62×54mm弾。専用の100発入りのドラムマガジンを使用し、一見するとマガジンから給弾するように見えるが、実際は他の機関銃と同じベルト給弾で、それがマガジンに入っているだけであり、ベルト給弾の面倒な装填作業は発生する。

Stoner 63(ストーナー63)

アメリカの著名な銃デザイナーのユージン・ストーナーが設計した軽機関銃。ベトナム戦争時に主に米海兵隊やシールズといった特殊部隊に使用されたが生産されたの少数で量産化に至っていないが、小銃形態に近い軽機関銃は海兵隊の評判は良かった。M16と同じ通常のマガジンに75発入りのドラムマガジン、ベルト給弾も可能で戦況に合わせて変えることができる。

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【PS4】コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー

スナイパーライフル

LW3-Tundra(タンドラ)‐AW

この名前の銃は無く、形状と名前からイギリスのアキュラシー・インターナショナルが開発した「アークティク・ウォーフェア (Arctic Warfare)」のことAWライフルをモデルにしていると思われる。ボルトアクション式のライフルで寒冷地仕様の銃で-40℃でも使用可能。7.62x51mm弾、または8.58×70mm弾を使用し、8.58の場合の最大射程は1500m、世界でもっとも優れたスナイパーライフルの一つだ。余談だがTundraは「ツンドラ」と読む筈なのだが、ゲーム上ではタンドラになっている。これは正しいのだろうか?

No7 L96AWS OD (18歳以上ボルトアクションエアーライフル)

ペリントン703‐レミントンM700

名前から完全にアメリカのレミントン社のボルトアクション式スナイパーライフル「レミントンM700」を指している。民間から法執行機関、軍まで幅広く愛用されている。弾丸は基本の7.62x51mm弾から、.338ラプアマグナム弾などカスタム、モデルによって様々な弾丸が使用できる。

ハンドガン

1911

アメリカのコルト社が開発した自動拳銃。文字通り1911年に開発され現在でも使用されている。弾丸は通常の9mmピストル弾とは異なり、より強力な.45ACP弾を使用。その威力から東側からは恐れされた。特殊部隊デルタフォースでは伝統的に1911を使用する者が多い。威力は高いが装弾数は7発しかないのが欠点。

No20 M1911A1 コルトガバメント (18歳以上ガスブローバックガン)

ディアマッティ(ベレッタ 93R)

ディアマッティという拳銃はなく、形状からイタリアのベレッタ社が開発したベレッタ 93Rがモデルとされる。弾丸は9x19mmパラベラム弾を使用。装弾数が多く標準マガジンの装弾数は20発と小銃と同等で高い制圧力を誇る。またセミとは別に3点バーストでも射撃でき、備え付きのフォアグリップにストックを装着できるなど、ハンドガンながら安定した射撃も可能になっている。

東京マルイ No.12 M93R 18歳以上電動ハンドガン

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ショットガン

ガロSA12(フランキ・スパス12)

ガロSA12というショットガンは無く、その特徴的なストックの構造からイタリアのフランキ社が設計した散弾銃Franchi SPAS(フランキ・スパス12)がモデルとされる。SPASは「特殊用途向け自動式散弾銃」という意味で戦闘に特化した設計になっている。ポンプアクションとセミオート式で選択して撃てるという特徴がある。ポンプアクションは1発ずつ装填、セミオート式の場合は6~8発連続して撃てる。

東京マルイ No.1 SPAS12 18歳以上エアーショットガン

ハウアー77(イサカM37)

ハウアー77というショットガンは無く、モデルはアメリカのイサカ・ガン・カンパニー社が開発したポンプアクション式のイサカM37と思われる。あまり聞いたことがない銃だが、過去の作品にも登場いている。当時の散弾銃としては非常に軽い2.3kgと取り回しがよく、信頼性も高く第二次大戦から使用され、ベトナム戦争のトンネル内の戦闘でも活躍した。トリガー引きながらパンプアクションすることで連続射撃するラピッドファイア(スラムファイア)ができた。

ランチャー

シグマ2(FIM-43)

アメリカのジェネラル・ダイナミクス社が開発した携帯式防空ミサイル・システム。ミサイルは赤外線ホーミングによる誘導式。航空機のジェットエンジンの排気口から放出される赤外線などを検知して追跡するが、それには航空機が発射オペレーターに対して後ろ向きである必要があり、向かってくる航空機に対しては検知できないと欠点があった。

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『Call of Duty: Black Ops Cold War』に見る冷戦時の武器
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