迷彩柄といえば軍隊の制服の模様をイメージするが、今ではファッションとして広く一般にも使用されており、街を歩ければ迷彩柄のアウターやパンツを着ている人を見かけることはなんも珍しくもなく、それだけ、広く浸透している。これは日本だけの話ではなく、世界でだ。しかし、広い世界、国によっては迷彩柄の服を着ているだけで警察に捕まる国がある。
刑務所に入れられる
これから紹介する国で何も知らずに迷彩の服を着ているとあなたは警官に呼び止められる可能性がある。あなたはそこで注意を受けて服を脱ぐだけで済むかもしれないし、それを取り上げられるかもしれない。最悪の場合あなたは刑務所に入れられ懲役刑に課せられることもある。
なんで迷彩がダメなの?
ファッションとして浸透したといっても迷彩のイメージは軍隊であり、破壊や混乱、テロ組織をイメージさせ、紛争地域では迷彩を着た人間に恐怖を覚える人は多い。禁止されている国では兵士が街中に立っていたり、警官も迷彩っぽい制服を着ていたりする。一般人が迷彩を着ていると兵士や警察と混同してしまうのと、テロ組織の攻撃対象になる可能性もあるからだ。
迷彩の着用が違法の国
タイ
日本人に大変人気で毎年多数の観光客が訪れている微笑みの国タイ。しかし、この国で迷彩を着ると微笑んでくれません。タイには軍服法という法律があり、民間人が迷彩服を着た場合、3カ月以上5年以下の懲役刑が科せられる。タイでは軍人の地位が高く、一般人が軍人のふりをして詐欺行う事件が頻発しこのような法律ができた。
フィリピン
東南アジアに位置する国で日本からも飛行機で4時間と近く、セブ島などリゾート地は日本人に大変人気になり、語学の短期留学で訪れる若者も多い。リゾートのイメージが強いこの国の以外と知られていない事実がフィリピン国内では50年以上紛争が続いてことだ。治安も良いとはいえず、街中に兵士が立っている。リゾートといって迷彩柄の水着なんか着ないように!
サウジアラビア
中東の産油国。そもそも観光で渡航するのは難しいので行く機会はないだろう。訪れたとしても敬虔なイスラム国家である同国では派手な服装は控えましょう。隣国イエメン、イランとは小競り合いが続いている。
オマーン
アラビア半島に位置するイスラム国家。最近ではリゾート地としても人気で多くの観光客を集めている。内戦中のイエメンの隣国になるが政情は安定している。
タンザニア
東アフリカに位置する国で雄大な自然でのサファリツアー人気。当地では刑法第17章第178条にて一般人が迷彩柄を含む軍服を着用することが禁止されている。軍人、警察関連以外の者が着用した場合には罰金や禁固刑が科せられる。
ナイジェリア
人口と経済規模ともにアフリカ諸国のなかでもトップクラスだが、最近ではイスラム過激派が台頭し、治安が悪化している。その主な要因はテロ組織「ボコ・ハラム」になり、首都ラゴスを始め厳戒態勢が布かれており街中に兵士が立っている。
ザンビア
アフリカ南部に位置する国。アフリカの中で最も平和国の一つといわれているが、アフリカは政情不安な国が多く、隣国の影響を受け難民が増え、治安が悪化している。
ジャマイカ
カリブ海に浮かぶ島国でレゲエが生まれた国。ボブ・マーリーのように陽気な人が多いが、治安が悪くギャングが多く、首都キングストンの殺人発生率は毎年上位に入ってくる。
トリニダード・トバゴ
ベネズエラのすぐ先にあるカリブ海の島国。地下資源が豊富で観光も盛んな国になる。治安はあまりよくない。
グレナダ
カリブ海に浮かぶ小さな島々からなる国。1983年にクーデターが起き、アメリカ軍が侵攻する グレナダ侵攻が起きた。
バルバドス
カリブ海に浮かぶ小さな島国。 初めて聞いた人も多いとおもうが我々日本人には馴染みのない国だが、カリブ海クルーズの経由地として人気の国になる。
アンティグア
カリブ海に浮かぶ小さな島々からなる国。カリブ海クルーズの経由地として人気の国になる。
セントルシア
カリブ海に浮かぶ小さな島国 。自然世界遺産のピトン管理地域がある。
法律が無いにしても国によっては迷彩柄を着ていると勘違いされる可能性がある。海外に行く時は迷彩柄、ミリタリーファッションは避けた方が無難かもしれない。