カナダの新しい銃法案ではエアガンが禁止されるかもしれません

カナダの新しい銃法案ではエアガンが禁止されるかもしれません

カナダで最近提出された銃器法に関する修正法案”BILL C-21”。この法案が可決されるとカナダでは今後、エアガンの保持、使用ができなくなる可能性があり、それはカナダでエアソフト(サバゲー)ができなくなることを意味します。

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法案内容

今回、提出された修正法案の中に以下のような条文があります。

レプリカ銃器と中速以上のエアガンを禁止するとする。
・刑法を改正し、規制されている小火器と全く同じように見える”レプリカ”、威力が規制されていないエアガン(5.7ジュール、152.4m/sの威力)の輸入、輸出、販売および譲渡を禁止します。
・現在のレプリカ所有者は引き続き保持できますが、他の所有者に譲渡することはできません。
・カナダでは、これ以上”レプリカ” 銃器の輸入、販売、譲渡はできません。
・この改正は、従来の規制された銃器を正確に複製しない他のタイプのエアガンには影響しません。

https://www.publicsafety.gc.ca/cnt/cntrng-crm/frrms/c21-en.aspx

レプリカ自体がアウト?

カナダでもサバゲーは盛んであり、愛好家が集まって毎週ゲームが行われています。彼らの持つエアガンはもちろん遊具用であり、法案の5.7ジュール、152.4m/sの威力以下に収まっており、この点は問題ありません。しかし、留意すべきは”規制されている小火器と同じように見えるレプリカ”です。ご存じのように、エアガンは実際の銃器を模倣、外観を精巧に再現しており、はたから見れば、実銃とエアガンの区別はつかず、この項目に引っ掛かります。
規制された銃器ではない物の複製であれば、規制には引っ掛かりません。例えば、ペイントボールで使用するエアガンは規制には引っ掛かりませんし、ゲームに登場するような架空の銃器を再現したエアガンであれば問題ありません。

ペイントボール
ペイントボール

しかし、エアガン・サバゲー愛好家の多くは実銃、実戦に近いリアリティを求めています。特に軍と身近な欧米においてはその傾向は強く、ウェアやプレートキャリア、ヘルメットなど本物と同様の装備を着用してゲームを行います。エアガンだけが、架空だったらどうでしょう?リアリティが失われ、サバゲー人気は下火になるかもしれません。

既に所持しているユーザーは引き続き保持できるので、既存のゲーマーは引き続き遊べるようですが、エアガンの購入、譲渡はできないので新規のユーザーは増えないことなります。

現在、カナダのエアソフト関連の事業者、愛好家は署名を集め、法案の文言を変更する嘆願書を提出するよう動いています。

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