世界最長の狙撃を記録したクレイグ・ハリソンがその時の様子を語りました

世界最長の狙撃を記録したクレイグ・ハリソンがその時の様子を語りました

元イギリス陸軍のクレイグ・ハリソン伍長(当時)は2009年、陸軍王室騎兵隊所属の狙撃手としてアフガニスタンのヘルマンド州に駐留。2009年9月に2,475メートル離れた所からタリバン兵のマシンガンナー二人を射殺した。2,475メートルという狙撃距離は当時の世界最長記録だった(現在は3位の記録)。

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この時の狙撃の詳細な様子についてハリソン氏がイギリスのソーシャルメディアLADbibleのインタビューに答えた。

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狙撃時の様子

周囲見渡すと、ロシア製のPKM機関銃を持った2人の男が見えた。2人はそれで若者たちを撃ち続けていた。

(彼らを助けようにも)それは長い距離だった。​2,475メートルも離れていて、ちょうど1.5マイルを超えていました。だが、私のライフル(L115A3)は1,500メートルしか有効射程がありませんでした。​だから私は…弧を描くように弾丸を撃った。それを”ロブイン(弧を描く)”と呼び、ロブインするように撃たなければならなかった。​

私はブラケッティング射撃をしていたので、標的を捉えるのに9ショットかかりました。ブラケッティング射撃とは、最初のショットを発射して、それがどこに着弾するかを見て、当たるまで、少しづつ少しづつ、着弾地点を補正していくことです。

私は何とか壁に当てました。​それが二人の隣に着弾するのが見えた。それで私はまた撃った。私が再び撃った時、一人が立ち上がり、私が撃った弾は彼の胸の中心点に当たり。彼は後ろに倒れた。

その後、2人目の男が立ち上がり、私は3番目のショットを発射、3番目のショットを発射したとき、私はライフルを横に動かし、続けて4番目のショットを発射した。同時に2発の弾丸が空中を飛んでいき、​3番目は外れ、4番目が二人目に当たった。

2,475メートルでした。世界記録を破ったとは知りませんでした、まったく知りませんでした。メダルの授賞式まで知りませんでした。

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この業績を誇りに思うかとの質問に対し、クレイグ氏は、「ノー、全く思わない。私の仕事は12人の男を救う事。それだけです。」と答えた。

その他、下の動画では彼の最初の殺害、最も危険な任務、そしてPTSDとの継続的な闘いについても答えている。

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https://www.ladbible.com/community/interesting-man-reveals-how-he-broke-world-record-for-longest-kill-20201130

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