CZ 805/806 BREN |チェコのCZが生んだアサルトライフル

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CZ 805/806 BREN |チェコのCZが生んだアサルトライフル
©Česká zbrojovka a.s.

CZ BREN はチェコの銃メーカー”チェスカー・ズブロヨフカ”こと「CZ」が開発した小銃だ。コスパの良さから東欧や中東の軍から人気を博す優れたアサルトライフルになる。

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CZ BRENとは

CZは東欧の小国チェコが生んだ世界的な銃メーカーになり、これまで世界的ベストセラーとなったVz 61 スコーピオンCZ75CZ スコーピオン Evo3を開発してきた会社だ。CZ BRENは同社が開発していたVz 58アサルトライフル(写真下)の後継機として開発された。冷戦時のチェコスロバキア時代、ソ連側だった影響もありVz58はAK-47と同じ7.62×39㎜口径に酷似したデザインとAK-47のライセンス品と思われたいた。しかし、中身は独自の発射機構を開発するなどAK-47よりも優れた小銃を開発していた。そんな、CZがソ連というしがらみから解放されて開発されたのがCZ BRENになる。

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CZ 805 BREN

CZ 805 BREN
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2006年に開発された初期モデルのCZ 805 BRENは1999年にチェコがNATOに加盟したこともあり、NATO標準の5.56㎜と、従来のVz58と同じ7.62㎜両方のプロトタイプが開発された。しかし、最終的にはモジュール化され、バレルとチャンバーなどを変更することで両方に対応できる仕様になった。マガジンもNATO標準のSTANAG マガジンとVz58のマガジンが使えた。2011年にVz58に代わる標準小銃としてチェコ軍に採用。2014年には同じくVz58を装備していたスロバキアにも採用されている。

ASG 電動ガン CZ 805 BREN A1 BK 18199

スペック

フロントとリアには折り畳み式のアイアンサイトが取り付けられ、レシーバーの上部には統合されたピカティニーレールにより、さまざまな光学機器の取り付けが可能になっている。ハンドガード下には、特別に設計された新しい40㎜のグレネードランチャーと銃剣が取り付けられる。ストックには長さを調整できるサイドフォールディングバットストックが採用され、これは完全に取り外すこともできる。セレクターは両手利きの安全/射撃切り替えスイッチが含まれており、セミ、2ラウンドバーストとフルオートの3つが選択できる。また、大きな特徴として分解は必要になるがコッキングハンドルを左右好きな方に配置できる。

CZ 805には2つのモデルがあり、ライフルタイプのCZ 805 BREN A1とバレルを短くしたカービンモデルのCZ 805 BREN A2がある。

ASG 電動ガン CZ 805 BREN A2 TAN 18649

CZ 806 BREN 2

CZ 806 BREN 2
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2015年にはCZ 805 BRENをベースに改良されたCZ 806 BREN 2が開発される。人間工学にも基づいた設計と、モジュールシステムも簡素化され、より素早い換装が可能になった。組み立てには工具を必要とせず、メンテナンス性が向上。耐久性、耐火性向も上している。2ラウンドバーストは排除され、セミ、フルオートのみになっている。ポリマー製のパーツも増え805と比較すると500g程軽量化されている。
FN SCARと比較されることが多く、SCARもモジュール式で品質も高く実績もある。両者の性能差は大きくないが806の方が圧倒的にコスパが優れている事もあり、中東やアジア、南米と中堅国に人気が高い。欧米でもフランスの特殊部隊GIGNが採用している。パキスタン軍では7.62×51㎜のモデルが採用されており、これは「CZ 807」(写真下)と呼ばれている。

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https://cz-usa.com/product/cz-805-bren-a2/
https://cz-usa.com/product/cz-bren-2-ms/

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