デスブロッサム(死の花)といわれる行為って?

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デスブロッサム(死の花)といわれる行為って?
Photo by AndriyKo Podilnyk on Unsplash

デスブロッサム”という言葉をご存じですか?意味としては「死の花」になり、ラフレシアのような厳つい花のように聞こえますが、花や植物の名前ではありません。この言葉は軍におけるスラング(俗語)になります。

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デスブロッサムとは

デスブロッサムはある行為を表現する言葉です。サバゲーやFPSゲームなどやっている人はゲームの中で、もしかしたらやったことがあるかもしれません。

その行為は四方八方、360度に銃を撃ちまくる行為です。360度に円を描く行為が花のように見えるためにこのように呼ばれます。この言葉が最初に使われたのは1984年に公開された映画『ラスト・スターファイター』の中で、一機のスターファイターが単独で敵の大艦隊に突っ込んで全滅させる作戦を指してこの言葉が使われました。

LAST STARFIGHTER

起源となった映画が古いというか、今と比べるとクオリティもいまいちなので、上の動画ではちょっとわかりづらいかもしれません。分かりやすいイメージとしては下の映画『Mr.& Mrs.スミス 』のラストシーンで敵に周囲を囲まられた状態で主演のブラピとアンジェリーナがとった行動が「デスブロッサム」に近いです。

Mr.& Mrs.スミス (字幕版)

軍で使われたのはイラク戦争後

デスブロッサム」という言葉が最初に軍で使われたのはイラクの米軍の間になります。イラク戦争の終戦後、イラク軍は解体され、新しくアメリカ主導のイラク治安部隊が創設されます。イラク治安部隊隊員の多くは警官や反体制派であった民兵組織のメンバーからなります。兵士としては素人の彼らは米軍の第101空挺師団と第82空挺師団から訓練を受けます。終戦後間もないイラク国内にはフセイン残党が多く残り、隣国からは多くのテロリストが流れ込み国内の治安は安定しません。イラク治安部隊も訓練もままならないうちから治安維持の任務にあたりますが、経験やスキルが乏しい彼らは銃撃を受けると取り乱します。敵の小火に対して過剰に四方八方に銃を撃ちまくることこら、イラク治安部隊のこのような行為を米軍内では「デスブロッサム」と呼ぶようになります。

あなたがもし、サバゲーで最後の一人になることがあればデスブロッサムをやってみては?

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