特殊部隊が持つ装備品というと銃やプレートキャリアなど目に見える装備品が注目されがちだが、彼らが持っているのはそれだけではない。特殊部隊が必ず携行する道具10選を紹介する。
ペンとノート
少し前まで誰もが必需品として携帯していたペンとノート。しかし、スマホが普及した今では持ち歩く人は少ないだろう。しかし、特殊部隊にペンとノートは必須だ。戦場という過酷な現場では故障やバッテリーの心配がないペンとノートが一番信頼ができ、現地住民とのコミュニケーションも取りやすい。ただ、彼らが使うのは我々が勉強やメモに使うようなものではない。代表的なのが「Rite in the Rain」というブランドになり、90年代前半に大流行したブランドで今でも米軍兵士で愛用されるブランドになる。ノートは紙製ながら水を弾き、どんな天候、場所でも書くことができるオールウェザーノートになる。ペンはアルミボディの高耐久・防水ボールペンになる
Rite in the Rain 97 スタンダード オールウェザーペン
Rite in the rain 3X5inサイズ ノートブック ブラック 735L
腕時計
スマートフォンの普及でペン同様に腕時計の利用も一般では少なくっているが、 1分1秒を争う作戦のなかで素早く時間が確認できる腕時計は特殊部隊には必須だ。そんな彼らの腕時計に必須なのが耐久性だ。過酷な戦場でも耐えられる耐衝撃、防塵、防水機能が求められる。また全世界に渡る活動範囲においては各地域の正確な時間が分かるGPS時刻機能も必須になっている。最近では軍でもスマートウォッチが人気になる。
タクティカルナイフ（サバイバルナイフ）
特殊部隊のナイフというとランボーナイフのような巨大なナイフをイメージする人は多いと思う。これらのナイフは枝を伐採できたり、殺傷能力も高いが、大きく重く邪魔になり、現代では利用する特殊部隊員は少ない。代わりにタクティカルナイフと呼ばれるキャンプナイフのような折畳みの小型ナイフを携行している。これであれば素早くナイフを展開でき、足首などに隠し持つこともできる。ロープなどの切断用のギザギザや、差し込むことも念頭に作られている。
BENCHMADE(ベンチメイド) 141SBK Nimravus ニムラバス Tポイント/154CMブレード/直・波コンビ刃
マルチツール
小型ナイフにペンチ、プラスマイナスのドライバー、栓抜きや缶切りなど様々な工具が一体とマルチツールは特殊部隊に限らずサバイバル環境での必需品だ。災害時のために欲しいツールになる。
LEATHERMAN ( レザーマン ) マルチツール SIDEKICK サイドキック ナイロンケース付き
靴下
中東の灼熱の砂漠や高温多湿のジャングルで一日十時間以上ブーツを履き続け、時には数十キロも歩く。そのような環境下では靴下は蒸れ、頑丈な軍用ソックスでも擦り切れることがある。水の中に入ればもちろん靴下は濡れる。最近のコンバットブーツは排水性に優れているが靴下が濡れていれば非常に不快だ。そのような環境下では替えの靴下が重要になる。履いている靴下とは別に替えの靴下3足を携行している。
ガッツマン 五本指ウインターストロングソックス 2足組(FW-01) 自衛隊 冬用 厚手靴下
フラッシュライト（懐中電灯）
暗闇の中は勿論、建物内での作戦行動においては懐中電灯は必須になる。一般のフラッシュライトとは異なり、銃に取り付けられたり、口にくわえたりできるよう小型で頑丈になる。また、眼くらましの用途でも使われ通常のライトよりも光量が多いのも特徴だ。軍用のフラッシュライトというとSureFire社が有名になる。SureFire E2D Defender Ultraは最大1000ルーメンの明るさがあり、5ルーメンモードで63時間の店頭、1000ルーメンモードの場合は2.75時間になる。
SUREFIRE シュアファイヤー 1000ルーメン E2DL ディフェンダーウルトラ E2DLU-A-BK
サングラス・シューティンググラス
1980年代から軍は目の保護に本腰を入れ、兵士はゴーグルやサングラスを着用するようになる。また、中東や亜熱帯の地域では強烈な日差しから目を保護することと、目線を悟られない目的があった。軍用のサングラスは歪みがなく優れた耐久性と、レンズとノーズピースは用途によって交換できるものが多い。
[オークリー] サングラス 0OO9206 RADARLOCK PATH (A) 920611 CARBON FIBER 日本 38 (FREE サイズ)
止血帯
特殊部隊は決められた小隊行動ではなく少数で動くことが多い。そのような場合に衛生兵はいない。一応各人、最低限の救命器具は持っていくが、衛生兵、医者ではない限り、一兵士が使えるものは限定的になる。その際、必需品なのが止血帯になる。傷や銃創を負った場合にまず優先すべきは出血を抑えることであり、出血を抑えれば搬送、治療までの時間を稼ぐことができる。米軍ではRecon Medical社の止血帯が使用されている。
ストラップカッター
ストラップカッターは現代戦争で誕生したツールになり、昔の兵士は携行していいなかった。小型でかさばらず、扱いやすい形状になっている。主な用途は緊急時にシートベルトやテープ、紐などを着る際に使う。他にもパラシュートでハーネスが外れない時や救命時に衣服を割くことにも使える。最近では拘束時にプラスチックワイヤーを用いる事が多くその切断にも使える
100mphテープ
「100マイルテープ」呼ばれるのだが、長さが100マイル（160キロ）あるわけではない。ハリケーンの風圧にも耐え風速160㎞にも強いという意味になる。テープは装備品の補強や固定するための道具として使われ、迷彩柄やカーキ色のテープは銃に迷彩を施すためにも使用された。
Polyken 231 Military Grade Duct Tape: 10cm x 60 yds. (Olive Drab)
