29日火曜日の午後、米海兵隊の空中給油機KC-130Jスーパーハーキュリーズと戦闘機F-35BライトニングⅡが南カリフォルニア上空での空中給油の演習中にF-35BがKC-130Jの翼に衝突し、F35Bが墜落した。
アリゾナ州のユマ海兵隊航空基地のスポークスマンの発表によると、F-35Bパイロットは無事、緊急脱出でき、治療を受けていると述べた。地元のニュース報道によると、KC-130Jはサンディエゴの北東約130マイルにあるサーマル空港近くに緊急着陸した。
F-35B Crashing Ground After Mid-Air Collision With KC-130J pic.twitter.com/dPBdVjokJ9
— vlad vlad (@vladwlad777) September 30, 2020
F-35Bのパイロットが脱出し、墜落した機体が炎に包まれ爆発するのを複数の人が目撃している。幸い墜落場所に人はいなかったようだ。
pilot of an F-35B has ejected safely after colliding with a KC-130J during a mid-air refuelling operation over southern #California, #KC130 was able to make an emergency landing, all eight crew members survived 👍 l pic.twitter.com/MwYLUgGD4H
— Fighter-pictures (@fighterpics) September 30, 2020
KC-130Jは衝突後、直ぐに緊急事態を宣言、2つのエンジンが停止し、燃料漏れが起き、緊急着陸した。着陸した機体の4つのエンジンのプロペラブレードが折れており、大惨事にもなりかねなかったが、無事着陸し、乗員8名全員の無事が確認されている。
F-35Bの墜落は今回が2回目。最初の墜落は2018年9月、サウスカロライナでの飛行訓練中に墜落している。同様の事故としては2018年12月には高知県室戸岬沖の太平洋上において、アメリカ海兵隊のF/A-18Dホーネットと空中給油機KC-130Jスーパーハーキュリーズの2機が接触し、墜落、6名が亡くなっている。