インド海軍唯一の空母ヴィクラマーディティヤで火災

インド海軍唯一の空母ヴィクラマーディティヤで火災

インドメディアの報道によればインド海軍の空母INS Vikramaditya(ヴィクラマーディティヤ)が20日水曜、航行中に火災に見舞われた。インド海軍は初の国産空母ヴィクラントの就役を来月に控えているが、まだ、試験航行中になり、運用中の空母はヴィクラマーディティヤのみになる。

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インド軍当局者によると、カルナタカ州のカルワル基地で操業していたインドの唯一の空母ヴィクラマーディティヤで火災が発生した。同艦は修理終え、カルワル沖で海上公試を行っていた。消火システムが作動し、幸い負傷者は出なかったが、海軍は火災原因を突き止めるため、調査委員会を創設することを命じた。同艦ではこれまで度々火災を起こしている。昨年5月には配電室で火災が発生し、数人が負傷。2019年4月には、機関室で火災が発生し、若い海軍士官が亡くなっている。

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ヴィクラマーディティヤとは

ヴィクラマーディティヤはソ連で建造された重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」を改修した空母になる。同艦は1987年にソ連海軍に就役。ソ連の崩壊以降はほぼ運用されないまま1995年にロシア海軍を退役。この間に火災事故を起こしている。その後、2005年にインドへ無償で譲渡された。アドミラル・ゴルシコフは垂直離着陸機(VTOL)Yak-141を運用するために開発されたていたため飛行甲板はVTOLしか離着陸できないので、インドへの譲渡後、MiG-29K艦載機が離陸できるようロシアにて全通甲板、スキージャンプ甲板(STOBAR)の改修が23億ドルで行われた。満排水量44,500t、全長約284m、高さは約60m。MiG-29K艦載戦闘機、Kamov Ka-28/31ヘリコプターを含む30機の航空機を搭載できる。

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Source

https://www.thehindu.com/news/national/incident-of-fire-reported-onboard-aircraft-carrier-ins-vikramaditya-no-casualties/article65663848.ece

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