ベルギーの銃器メーカー FNハースタル社は6月7日、FNファイブセブンの新しいモデル「FN FIVE-SEVEN Mk3 MRD」を発表しました。
完全に再設計されたFN ファイブセブン
FN57はFNハースタル社が開発した口径・ピストル弾5.7x28mmを使用するサブマシンガン”P90”使用時のセカンドリーウェポンとして合わせて開発されたピストルになります。一般的な9×19mm拳銃よりも強力で、1.6mmのチタンシートと20層のケブラーで作られた保護構造(CRISAT)のボディプレートを貫通します。1998年に登場した同銃は2013年に改良バージョンのMk2が登場していますが、今回発表されたMk3 MRDは完全に再設計されたFNファイブセブンになり、見た目は前身モデルと別物の銃に見えます。
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FNハースタルの最新技術を搭載
FNハースタル社は先日に9mm口径のFN HiPerを発表していますが、これと同じく、同社が誇る人間工学設計を盛り込んでFNファイブセブンを再設計しており、操作性が大幅に向上。最適化されたグリップ角度、低ボア軸のバランスにより、高速なフォローショットと完全な制御を実現。グリップ表面には滑り止め加工が施され、ライドの前と後ろにある深いハンドリング溝により、簡単にコッキングができます。また、最近のFN社のピストルで当たり前になりつつあるMRD(ミニレッドドットサイト)を採用。MRDはFN特許取得済みの光学マウントシステム”FN Low-ProfileOptics-MountingSystem™で、対応するマイクロサイトなど光学機器が装着でき、精度が向上しています。
重量は前モデルの610g(空マガジン)から680gに増加。全長やバレル長は変わらず208mmと122mmになります。マガジンの装弾数も20発と変更はありません。
5.7x28mmは特異な口径として、これまであまり普及はしませんでした。しかし、2021年2月にNATOの標準口径(STANAG4509)に認定され、他社でも同口径の銃が発表されています。
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