フランスは約束通りミラージュ2000をウクライナに届けた

フランス、ウクライナにミラージュ2000戦闘機の供与を発表!
フランス国防省

フランスのセバスチャン・ルコルニュ国防相は6日木曜、ミラージュ2000-5戦闘機の第一陣をウクライナに引き渡したと明らかにした。フランスのマクロン大統領は昨年6月に同戦闘機の供与を表明しており、約束を果たした形だ。

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フランスのセバスチャン・ルコルニュ国防相は6日木曜、自身のXアカウントでウクライナへの軍事支援として供与を表明していたミラージュ2000-5戦闘機の第一陣がウクライナに到着した事を発表した。既にパイロットの訓練は終えており、「フランスで数か月間訓練を受けたウクライナ人パイロットが搭乗しており、彼らは今後ウクライナの空を守る任務に就くことになる。」と付け加えた。機数については明かされていないが、フランス国民議会下院が発表した予算報告書によると、フランス空軍が所有する26機のミラージュ2000-5型のうち6機がウクライナに移管される予定とされているが、安全保障上の理由からフランス国防省はこれを確認も否定もしていない。

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フランスのマクロン大統領は昨年6月6日、ウクライナに国産戦闘機ミラージュ2000を供与することを発表した。マクロン氏は同年夏からウクライナ人パイロットに向けた訓練を開始するとしており、「通常は5~6か月かかります。ですから、年末までにはパイロットが誕生するでしょう。パイロットはフランスで訓練を受けることになります」と述べた。つまり、7月に訓練を開始すれば、12月には最初のパイロットの訓練が終了することになり、早ければ年内には最初のミラージュ2000が納入されると思われていたが、その後、2025年1月25日に最初の機体が納入されるという報道が出ていた。納入の公表が今月6日なだけであって、実際はもっと前に納入されていたのかもしれない。

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また、同じタイミングでオランダから追加のF-16戦闘機が届いた事をウクライナのルステム・ウメロフ国防相が明らかにしている。ゼレンスキー大統領は「最新の納入により、我々はF-16戦闘機隊の拡大も継続しており、オランダはこの取り組みを支援するという約束を果たしている」と述べた。オランダは24機のF-16をウクライナに供与する事を約束しているが、今回、何機納入されたのかは明かされていない。ウクライナは2024年7月末までに10機のF-16を受領、8月から運用を始めている。この内、1機を初陣で失っている。NATOは75機のF-16の供与を表明しており、2024年末まで計20機が納入される予定と報道されていたが、その後の納入計画は遅延している。また、ウクライナ空軍は、作戦上の安全と機密確保のため、受領または喪失したF-16機の数を明らかにしておらず、現在、何機のF-16がウクライナ空軍に納入されているのかは分かっていない。ただ、フランスからミラージュ2000、オランダからF-16が届いた事は事実であり、ウクライナ空軍の戦力は増強された。

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