イスラエルのIAIが新型巡航ミサイル「Wind Demon」を発表

イスラエルのIAIが新型巡航ミサイル「Wind Demon」を発表
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イスラエル航空宇宙産業(IAI)は、イギリスで開催された”ファーンボロー国際航空ショー2024”で「Wind Demon(ウィンド・デーモン)」と名付けられた新型空対地巡航ミサイルを発表した。

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ウィンド・デーモは、最小限のリソースで遠距離のさまざまなターゲットを無力化するように設計されたの長距離空対地巡航ミサイル (ASM) になる。ヘリコプターやドローン、固定翼機といった空中プラットフォームから発射され、事前に決められたミッションプランに従って、200kmを超える距離にある移動または静止ターゲットを攻撃する。シースキマーと呼ばれる非常に低い高度で巡航するため、レーダーによる探知、防空システムによる妨害、迎撃を回避する。オペレーターは、発射時に急速/低速/高速の速度プロファイルを選択できる。これにより、地形や標的に応じて個別に接近を可能にする。これらはすべて、奇襲と回避の要素を考慮して設計されている。誘導装置は昼夜を問わずターゲットを正確に識別するためのセミアクティブレーザーホーミングシーカーと電子光学装置を備えている。また、平均誤差半径(CEP)は1mと、驚異的な精度を誇っている。GNSS妨害電波対策機能と妨害電波耐性ナビゲーションスイートを搭載し、電子戦対策も備えている。

価格は明かされていないが同社はWind Demonを手頃な価格と謳っており、非常に低いコストパーヒット比でターゲットをその場で無効化する信頼性の高い空対地巡航ミサイルを求める顧客のニーズに応ええる兵器と宣伝している。

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