アゼルバイジャン大統領がイラン軍の狙撃手に狙われ、イランはその写真を公開しました

イラン革命防衛軍は、11月18日火曜日にイランとの国境近くのジェブライル市にある古代クダフェリン橋を訪れたアゼルバイジャン大統領イルハム・アリエフと彼の妻、初代副大統領メフリバン・アリエワの二人を狙撃兵が捉えた写真を公開した。

アゼルバイジャンとアルメニアによるナゴルノ=カラバフ紛争はロシアの仲介のもと、停戦合意に基づいて、16日までにロシア軍の平和維持部隊が展開し、戦闘は終了した。アルメニアは実効支配していたナゴルノ=カラバフの一部をアゼルバイジャンに返還することなり、事実上、アゼルバイジャンが勝利した形だ。

勝利したアゼルバイジャンのアリエフ大統領は早速、17日に30年ぶりにアルメニアから解放したフズーリーとジャブライルの2つの都市に軍を連れ、副大統領と訪問。ジャプライルでは隣接するイランとの国境に近い由緒ある由緒あるフダフェリン橋にも訪れ、大統領と副大統領は一緒に写真を撮っていた。

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しかし、実はこの時、二人はイラン革命防衛軍の狙撃兵に完全に捉えられており、引き金を引けば、抹殺できる距離にあった。狙撃兵が二人を捉えた写真はSNSにも公開された。

狙撃兵は終始、二人を捉えていたが、引き金を引くことはなかった。なぜ、イランがアゼルバイジャンの大統領を狙うのか?イランは今回の紛争について中立の立場を取っているが、最近はアルメニアと緊密な関係を築いている。しかし、アゼルバイジャンは同じイスラム国家であり、国内にもアゼルバイジャン系の国民は多いとされ、特に大統領の命を狙う明確な理由はない。ただ、今回の紛争がイランにも飛び火するのを恐れており、停戦後も国境地帯には軍が増強されており、アゼルバイジャン側への警告的な意味合いがあったのでは推測されている。

ちなみに副大統領がモデルのように見えるが、アリエフ大統領は独裁者として有名で、同伴した副大統領は夫人であり、わざわざ法改正を行い、副大統領を新設、そこに夫人を就任させている。

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