日本の同盟国、準同盟国ってどこ?

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陸上自衛隊Facebookより引用

同盟国とは第三国から自国への攻撃に対し武力行使を含む相互扶助を約束した、条約による2国以上の国家間の結合の事をいい、同盟国間の安全保障が目的の同盟になる。日本の同盟国といえばアメリカになり、日本国内には複数のアメリカ軍基地が存在する。しかし、北朝鮮や中国など東アジアの緊張が増す中で、日本は同盟国を増やしている。それらの国をまとめてみた。

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同盟国

アメリカ合衆国

陸上自衛隊HPより引用

実は”同盟国”といえる国はアメリカ合衆国のみになる。第二次世界大戦(太平洋戦争)で敵として戦ったが、日本は敗戦し、アメリカを中心とする連合国の占領下になった。1951年(昭和27年)には「サンフランシスコ講和条約」を結びアメリカ合衆国をはじめとする連合国諸国と平和条約を締結し、主権を回復する。そして1960年(昭和35年)の「日米安保条約」が締結され日米同盟が成立する。条約では日本本土にアメリカ軍(在日米軍)が駐留することなどを定めており、現在日本にはアメリカ軍の駐留基地が8か所存在し、通信施設など関連施設も含めると約130か所の米軍基地施設が国内に存在する。安保条約第5条により、日本が攻撃を受けた場合はアメリカは日本を防衛する義務がある。しかし、日本はアメリカの戦争に参戦する義務はない。

準同盟国

準同盟国とは同盟国に準ずる安全保障上のパートナーになる。

オーストラリア

2017年、日本政府とオーストラリア政府は共同訓練や物資を相互提供し軍事作戦の後方支援も可能にする「物品役務相互提供協定ACSA:アクサ)」を締結した。オーストラリア軍とは締結前からオーストラリアで開催される日米豪の共同実動訓練「サザン・ジャッカル」に陸上自衛隊が参加するなど軍事交流はあった。アクサの締結後の2019年9月には北海道で航空自衛隊とオーストラリア空軍による共同訓練が行われている。現在、自衛隊とオーストラリア軍が共同活動する際の法的な扱いを定める「訪問部隊地位協定」(VFA)についても交渉中になるが死刑制度がないオーストラリアにおいて日本で豪軍兵士が犯罪を犯した場合の処遇を巡って難航している。

イギリス

防衛省Facebookより引用

日本はかつてイギリスと日英同盟を結んでいたをご存じだろうか。日清戦争に勝利し、日露戦争が差し迫った1902年に日英はロシアの脅威を感じており、両国の思惑が一致し、対ロシア睨んだ軍事同盟を締結した。1904年に日露戦争が勃発するとイギリスは表立った軍事協力はしなかったがロシアの情報を提供するなど諜報、破壊工作での協力を行った。第一次世界大戦の対ドイツにおいてもその協力は続いた。1921年に日米英仏の間で「四か国条約」が結ばれると1923年に日英同盟は失効する。それから96年後の2017年、日本政府はイギリス政府とACSAを締結した。 翌年の2018年には日本国内で陸上自衛隊とイギリス軍が合同訓練を行っている。日英共同開発の空対空中距離ミサイル試射や、英空母「クイーン・エリザベス」と、海上自衛隊の護衛艦「いずも」との共同訓練なども検討している。

フランス

2019年5月に日本政府とフランス政府との間でACSA締結の署名が行われ、6月より発効された。

カナダ

2019年6月に日本政府とカナダ政府との間でACSA締結の署名が行われ、7月より発効された。

インド

インドとは現在ACSAの締結で交渉中となる。日本政府は12月の日印首脳会議で締結まで運ぶ考えだ。

ACSA(アクサ)とは

1996年に日米間で締結された物品役務相互提供協定。共同訓練時・国連平和維持活動(PKO)・人道的国際救援活動に、物品・輸送などを融通しあうこと。日米間では、武力攻撃事・武力攻撃予測事の場合のみ弾薬を提供できるが、武器は対象外。ACSAは”Acquisition and Cross-Servicing Agreement”の略。

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アメリカの同盟国一覧
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