今、メキシコで最も凶悪とされている麻薬カルテル「ハリスコ新生代カルテル（CJNG）」は新兵の入隊儀式としてライバル組織のメンバーを殺害、その心臓を食べるように強制しているとデイリーメールが報じました。
CJNGの兵士はライバル組織であるシナロアカルテルのメンバーを殺害。彼らはその遺体の胸を開き、その心臓を食べました。しかも、彼らはその映像を撮影し、ソーシャルメディア上に投稿しました。(筆者は写真を見ただけでもアウトだった）
世界最大の麻薬組織として知られるシナロアカルテルと近年急速に勢力を拡大しているCJNGとの間では2020年代から激しい勢力争いが起きており、特にメキシコ中部のサカテカス州で衝突が激化。2021年の1月から8月にかけて、少なくとも1,032人が殺害され、見せしめに橋などに遺体を吊るす行為が頻発しています。遺体を吊るす行為は警告と相手に恐怖を与える目的がありますが、今回のCJNGの心臓を食べる行為もシナロアのメンバーに恐怖を与え、CJNG兵士の残忍さを知らしめる目的があります。
CJNGでは新兵訓練の一環として人間を解体し、人肉を食べるカニバリズムが強制されているとされます。その目的はライバルを残忍な方法で拷問、殺害するためであり、その時に嘔吐したり、躊躇しないよう耐性を付けるためです。
ハリスコ新生代カルテル（CJNG）とは
これは軍でも警察でもなく、メキシコの麻薬カルテル「ハリスコ新世代カルテル」だそうです。これじゃ警察がカルテルにかなうはずがないpic.twitter.com/P7ZuMyujr7
— ミリレポ (@sabatech_pr) July 29, 2020
2010年に登場した比較的新しいカルテル。 元警察官のネメシオ・オセゲラ・セルバンテスこと「エル・メンチョ」が率いています。 メキシコ中部ハリスコ州を基盤にし、新興ながら攻撃的、残忍な手法でメキシコ全土に急速に勢力圏を拡大。軍隊並みの武装組織を作り、現在、メキシコで最も凶悪な組織犯罪グループの一つとなっています。
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