オンタリオ・ナイフカンパニーが収納式銃剣を発表

オンタリオ・ナイフカンパニーが収納式銃剣を発表
Photo Ontario Knife Company

ナイフや刃物工具の製造を行うアメリカのOntario Knife Company(オンタリオ・ナイフカンパニー:OKC)が刃先を収納できる収納式銃剣OKC Retractable Bayonet(リトラクタブル・バヨネット:OKCRB)を発表しました。

現代戦において、銃剣を使用する機会はほとんど無くなりましたが、それでもまだ多くの軍が銃剣を標準装備、訓練に取り入れており、軍の小銃は銃剣が取り付けられる設計になっています。しかし、銃剣は装着すると銃口が重くなり、狙いがぶれたり、全長が長くなり、取り回し悪くなるなど、市街地戦の多い現代では不評です。しかし、オンタリオ・ナイフカンパニーが新しく発表したリトラクタブル・バヨネットは銃剣の課題を解決するかもしれません。

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必要な時に展開する

OKCは130年以上の歴史を持つナイフメーカーで、長年に渡って米軍に銃剣を卸しています。そのオンタリオが開発したOKCリトラクタブル・バヨネット(OKCRB)はこれまでにない新しいタイプの銃剣です。従来の銃剣のように白兵戦時の武器、弾薬が尽きた時や銃が動作不良の際のバックパップ、自衛用、その他ツールとしての使用を目的しています。OKCRBが他の銃剣と大きく異なるのは、ブレードが収納式という点です。従来の銃剣は使用の有無にかかわらず、装着時は常にブレードはむき出しで邪魔です。OKCRBはライフルに着剣しても、ブレードを格納でき、必要な時にスプリング式のノブを引くだけで片手でブレードを展開。必要なくなれば再度、簡単に格納できるので邪魔になりません。ライフルに着剣ラグは必要なく、現在のライフルの標準システムになりつつあるピカティニーレールに対応していれば、どのライフルにも装着できます。ライフルから取り外せば、一般的なナイフとして使用できます。

ブレードは厚さ4.76mmの超高硬度で耐摩耗性と耐食性にも優れた刃物用鋼材S35VNで作られています。ブレードの長さは15.2cmで、開いた状態で全長33cm、閉じた状態で17.8cmになります。重量に関する詳細な情報はありませんが、従来の銃剣よりも軽い1ポンド未満(450g以下)になるそうです。

OKCRBは先んずは、民間市場向けということですが、もし、軍用として使う場合は、強度が若干心配なところではあります。発売時期、価格はまだ未定です。

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Photo Ontario Knife Company

銃剣は必要?

Photo British Army

19世紀から20世紀初頭にかけて小銃の標準装備として使用された銃剣ですが、第二次大戦以降は銃の性能向上、装備や戦術も大きく変わり、銃剣を戦場で使用する機会はほとんどなくなりました。銃剣不要論も出てきており、ドイツ軍は小銃の銃剣を廃止しています。しかし、2004年にはアフガニスタンに駐留するイギリス軍が敵の待ち伏せ攻撃を受け、弾薬が尽きかける事態が発生。そこで彼らは銃剣突撃を行い、20人の敵を殺し、撃退。再度、銃剣の必要性が見直されました。

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Ontario Knife Company公式サイト
Source
https://www.personaldefenseworld.com/2021/07/ontario-knife-retractable-bayonet/

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