攻殻機動隊の光学迷彩は実現している?技術3選

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攻殻機動隊の光学迷彩は実現している?発明3選
ゴースト・イン・ザ・シェル

攻殻機動隊 』に登場する光学迷彩。光学迷彩とは、対象を見えなくする特殊な技術になる。対象が消えるわけではなく、透明化、背景と同化することで人間の眼やカメラで捉えることができなくなる。『メタルギアソリッド』ではステルス迷彩、英語ではアクティブカモフラージュとも呼ばれる。SFアニメやSF映画に出てくる架空の技術と思っている人も多いと思うが、実はこの技術、既に実現に近いところまで来ているのだ。今回は光学迷彩を実現した発明3選を紹介する。

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再帰性投影技術

まずは日本で発明された光学迷彩を紹介したい。慶応大学が2008年に発表したのが再帰性投影技術(RTP: Retroreflective Projection Technology)になる。通常、光が物質にあたると様々な方向に反射するが、再帰性反射材という特殊な素材を生地に塗布すると生地は当たった光の方向にしか反射しない。この技術を応用し、背景と同じ映像を反射材に投影するとそのまま映像を反射するので背景と同化して見える。例えば、車の内装に反射材を塗布して車に搭載したカメラの映像を投影すれば外の景色を透過しているように見える。

ADAPTIV

ADAPTIVは軍需メーカーのBAEシステムズが開発したアクティブカモフラージュになる。ADAPTIVは肉眼では見えてしまうのだが、赤外線カメラでは捉える事ができない光学迷彩になる。この技術は物体が出す放出熱をカモフラージュする。ADAPTIVを搭載した車両は周囲の環境に合わせて温度を模倣し、茂みや岩といった周囲のオブジェクトに同化する。これにより赤外線、サーモグラフィといった軍事検知機器の大部分から検知されなくなる。ADAPTIVは様々な形状の車両や機体に装備するために蜂の巣状のセルのような細かい装甲版の形をしたモジュール式になっており、対象の形状に合わせて組み立てる事ができる。この装甲版はモジュール単位で操作が可能で、例えば敢えて一部の装甲版だけ熱を放出することで普通車や牛に偽装することができる。

https://www.baesystems.com/en-us/feature/adativ-cloak-of-invisibility

量子ステルス

カナダの軍服メーカー、ハイパーステルス・バイオテクノロジー社が開発した光学迷彩は「量子ステルス(Quantum Stealth)」と呼ばれる技術になる。この技術は人間の眼がとらえる事ができる光(可視光)を屈折させ、更に紫外線・赤外線・短波赤外線も曲げ、「物体の熱放射」も隠す。これにより、この技術を施したシートの裏にある物体を見る事が出来なくなる。量子ステルスは外部電力を必要せず、紙のように薄く安価になる。加工もしやすい。今のところ攻殻機動隊の光学迷彩が一番実現可能な技術かもしれない。

https://www.newswire.com/news/hyperstealth-corp-discloses-patent-pending-invisibility-cloak-21010342?fbclid=IwAR2bnwr9kKIcrLxx8deANC6qB-IWCTDE32eL4HNT7JTn2fm9yWoh9r4LM7A

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