F/A-18スーパーホーネットが2025年で生産終了もインド次第では延長も

FA-18スーパーホーネットが2025年で生産終了もインド次第では延長も
US Navy

アメリカ海軍の主力艦載戦闘機であるF/A-18E/F スーパーホーネットは2025年をもって生産を終了します。

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F/A-18を生産するボーイング社は2月23日、米議会が2023年度予算に計上した8機のF/A-18E/Fスーパーホーネット)の発注を履行し、完納する2025年にF/A-18の生産ラインを閉鎖し、受注を取りやめることを発表しました。同社は将来を見据え、他のプロジェクトに人員と施設を投入すると述べており、ミズーリ州セントルイスにある工場は米空軍の次世代ジェット練習機T-7Aレッドホーク、F-15戦闘機の近代化モデルF-15EX イーグルII、および米海軍のMQ-25スティングレイ無人給油機といったこれからの兵器の開発生産に経営資源を注ぎます。ボーイングのスポークマンであるデボラ・バンニーロップは、「2025年までに納入される8機のF/A-18E/F戦闘機がアメリカで生産される最後のスーパーホーネットになるだろう」と語りました。

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F/A-18E/Fスーパーホーネットは1990年代にマクドネル・ダグラス社がF/A-18C/D ホーネットの発展型として開発したマルチロール戦闘機です。Eが単座型、Fが複座型です。1998年から米海軍の艦載機として運用が始まり、過去30年間に698機のF/A-18E/Fを購入。F/A-18A/Bから数えると40年以上にわたり、米海軍の主力戦闘機を務めています。ボーイングはF/A-18の生産を中止しますが、機体のアップグレードは継続する旨を示しており、耐用年数の延長プログラムを提供し、ブロックIIの機体にスーパーホーネットの最新モデルであるブロックIIIの能力をもたらす改修にも期待しています。ブロックIIIは従来の第4世代戦闘機以上の能力をF/A-18にもたらします。同社はまた、電子戦機モデルであるEA-18G グラウラーに関連する高度な電子攻撃能力を提供し続けます。しかし、次期艦載機として第5世代戦闘機F-35の艦載機仕様F-35Cの配備が始まっており、米海軍のF/A-18E/Fスーパーホーネットは今後、徐々に数を減らしていきます。

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インド次第で生産は延長

2022年8月に同国初の国産空母INS Vikrant(ヴィクラント)を就役させたインド海軍。同空母を含め計3隻の空母建造の計画があるインド海軍は現在、艦載機を探しています。その候補にF/A-18Eスーパーホーネットが上がっており、インドで評価試験が行われています。ライバルとなるフランスのラファールM艦載機の調達が決まったという報道がありましたが、調達数は予定数のまだ半分だけであり、F/A-18Eにもまだチャンスが残っている状況です。もし、インド海軍がF/A-18Eの調達を決めた場合、生産ラインの閉鎖は延長される見込みです。しかし、それでも2年とされ、2027年にはF/A-18の生産ラインは完全に閉鎖されます。

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Source

https://breakingdefense.com/2023/02/boeing-to-stop-making-f-a-18-super-hornets-in-2025/

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